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かっこつけ仕草

*知り合いに、よく髪をかき上げる仕草をするやつがいるんだけどさ。そいつはもう、その仕草をナルシスト的に、カッコつけてやってるのがバレバレなんだよね。本人にも言ってるし、認めてるからいいんだけれど、もう明らかにカッコつけた「かき上げ」なんだよ。自然じゃない、不自然な感じがおもしろいのでいーんだけれど。

さんざんそいつをいじっていたけれど、かくいう僕も、そーゆー「かっこつけ」みたいなものはあるっちゃあるんですよ。というかこれ、みんなあるんじゃねーの!?とも思ってる。人のカッコつけを指摘する前に、あるでしょうよ、あんたにもオイラにも。気になる人の前や、ちょっと人の多い場所でついついやっちゃうような、かっこつけの仕草。

僕の場合はですね、待ち合わせで先に着いたとき、たいていの場合、本を読んで待ちます。これもうすでに「やってる」んですよねー。だって数分くらいしか待ち時間ないし、そんなキリのいい場所で読み終えれるか分かんないのにするんだから。なのに、本を読む。一応読んでるけど読んでいないようなもんで、「本を読んで待っている」という姿をアピールしたいがためのかっこつけなんですよねー。ホント恥ずかしいですけど、これは本当です。ま、カッコつけのついでにちゃんと本が読める時間が確保できるならいいや、と言い訳しておりますが。

知り合いのバーテンダーは、シェイカーを振る際に目を合わさない、そして姿勢をいつもより良くして臨むんだとか。別に目を合わせない必要も姿勢を良くする必要もないんだけれど、そっちのがカッコいいかなと思ってやってる、と。いいねえ、下心。

そう思うと、こーゆー「カッコつけ」てのは、自分の職業と密接にあるのかもしれないなぁ。

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