短歌2

*さあさ、今日も短歌を書き残しておこうかな。解説を入れるのはあまり好きではないけれど、ちょっとしたおまけ程度に添えておくことにしよう。では、いくぞ!いいか?いくぞ!でいくんだぞ?いくぞ?準備は、いくぞ?

 
「ねえみんな、今夜もあたし綺麗だよ」月の広告代理店より

こちらは、ちょっと前の満月の時かな。月はいつだって綺麗だけど、満月の時にしかなかなか見ようとしないものですね。しゃべれない月に代わって広告宣伝をたくさんしてあげたいなぁということです。


電話越しのピアノとペトルチアーニのいびきがまじった夜、やすらかに

昔、深夜に電話して寝てしまった相手。相手のいびきが、グーグーと聞こえてくる。いきなり切る気にもなれず、好きなペトルチアーニのレコードをかけて、ピアノといびきがまじった夜だった。やすらかな夜になりますように、なんてのはちょっとかっこつけすぎだろう、おれよ。


見送ったり 見送られたりするうちに 別れが下手になったふたりは

別れ際に、どっちが見送るか問題ってありますよね。ぼくは見送られるのが苦手なので、できるだけ見送らせてもらいます。見送られるのが上手な人、出会ったことないなぁ。そんなこんなを繰り返していくうちに、別れが下手になったふたりは…という感じですな。


「シンデレラは夜遊びをしてむずばれた」と零時にねむるきみにささやく

シンデレラは、王子様と夜遊びをしてむすばれました。そんなことを、零時には必ずねむるあなたにむかって、ひとりつぶやいてみる。


シケモクと呼ぶにはあまりにうつくしく 整列されたおタバコたちよ

たびたびバーで出会う六十代のおじいさん。息子さんが僕と同い年らしい。そのおじいさんは、灰皿にタバコを綺麗に並べてた。しかも、吸い終わる長さまで一緒だったんです。びっくりして、かっこいいと思った。


さあ、どうでした?好きな短歌はありましたでしょうか。
改めてこうして書いてみると、まだまだ安直だなぁ。ま、趣味を言い訳に、どんどん続けてみることにしましょう。それでは、またらいしゅうっ!


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