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どんな仕事もカッコいい

*どんな職業だからスゴいとか、めったに就けない職業だから素晴らしいだとか、専門的だから、倍率が高いから、お金をいっぱい稼げるから、そんなものはハッキリ言おう。ありまてん。ない、です。たった二十八年生きたぼくの、最大限の言い切りです。そんなものはありまてん。

落語家だからスゴいとか、芸能人だから、ホストだから、アイドルだから、そんなこたぁないよ。確かに専門的な技術が必要だったり、土日が関係なかったり、一匹狼でやってるとかあるかもしれないけれど、仕事に上下なんてありません。どんな仕事でも、というか、仕事じゃなくてもさ、自分がいるその場で、一生懸命に誇りを持ってやってる人はカッコいーよ。仕事だろうと遊びだろうと。

これ、分かりにくかったら逆で考えてみるといい。芸能人だろうがスポーツ選手だろうが、役者、落語家、スーパーキャリアウーマン、投資家だろうがなんだろうが、一生懸命じゃない人はいるよ。はたらきアリにまじってはたらかないアリがいるように、必ずいる。その仕事に誇りを持たずにやっている人は、どこの業界にも必ずいると言える。飲食店でも、なんでも。だから、〇〇の仕事だからスゴい!なんて、ないんだ。

配達員だろうが、看護師だろうが、ストリップ嬢だろうが、ゴミ清掃員だろうが、物書きであろうが、一生懸命仕事をする人はかっこいい。職業なんか関係ないのだ。そして、職種の違うそういう人と出会うと、うれしくなるんだよねー。「おれも、もっとがんばらきゃ!一生懸命やろう」と思う。そんなことを、やっぱりカッコよかったストリップを観た帰りに考えていた。ストリップだから、裸で勝負しているからカッコいいわけじゃないのだ。クサく言えば、そこに魂を持って望んでいるから、カッコいいんだ。

「手を抜いちゃダメ」とは言わない。誰しもがやりたい仕事に就いているわけじゃないだろうし、仕事よりも優先したいものがある人もいる。ただ、一生懸命やろう、とは自分を含めて言い聞かせたいね。一生懸命やりたいなら、一生懸命やろう。やってみたら変わるものも、やってみて気付く面白さもある。誇りのある人ってのは、見てて分かるよなぁ。そして、誇りを持てば持つほど、プライドの面積はすり減っていくような気がする。


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