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スランプはチャンスだ!

*こうも飽きずに毎日書いていると、よく「スランプとかないんですか?」と訊かれる。もちろん、飽きたりしたことはあるが、「ひとまず10年続ける」と決めているので、飽きに対しては何一つ気にならなくなった。飽きてからが勝負だとか、飽きないようにするだとか、そんなことを考えていたこともあったが、五年経った今となってはもはや些細なことでしかない。飽きようが飽きまいが、毎日やるとこちらは決めているので、やるしかない。

しかし、スランプというものは、ないことはない。いや、正確に言えばないんだけど、まあ、ないこともない。どうしたって手が動いてくれない、書くことが思い浮かばない、書けたとしても納得いかない、なんて「期間」は、たしかに続けていると必ず出てくる。毎試合必ずヒットを打てるバッターなど存在しないように、たった1日ではなく、ちょっとした期間で不調になることは、あることはある。

しかし、ぼくはそれを「スランプ」だとは思っていないのだ。むしろ、その時期が訪れたら、時間をかけて大事にしたいとすら思っている。今までよりもガクンとクオリティが下がっているのではなく(そういうときもあるが)、クオリティはそのままで、それをいちばんにチェックするぼくの方が変わってきているのだ。いわば、毎日腕立てふせを30回による筋肉痛が、突然なくなって驚いているような状態なんですね。30回じゃ物足りなくなってる。つまり、脱皮のチャンスなんですよ。

それが分かってからは、いわゆる「スランプ」の状態に陥ったとき、時間をかけて考えるようになった。自分は、何に物足りないと感じているのか。つまり、どこに対して「よくない」とか「もっとできる」と感じているのか。それを時間をかけてよく考える。物事が良くなっていくためには、まず「どこがよくないのか」に気付かなければならない。スランプは、そのための第一歩なんですね。

やり方を変えるのか、回数を変えるのか。質を上げるのか。そんなことを自分と話し合って、決めていく。それを人によっては「スランプ」だと言われてしまうのかもしれないが、人に言われたとしても、それはチャンスなんじゃないかなぁ。本来なら自分が真っ先に気づいた方がいいことを、誰かが気づいてくれてるってだけなんだろうし。


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