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おおつごもり

*あっちゅーまに大晦日。今年最後の日を迎えました。昨日も書きましたが、年末の空気感が苦手なぼくからすると、この空気感が終わるのか!と思える嬉しい日であります。明日は正月。美味いものを食べすぎたりしても、誰にも怒られない日だしね。

大晦日といえば、「年越しそば」ですな。うちは子供の頃からなんだかんだでそばを食べさせてもらっていた気がする。二十歳を超えてからは、特にそういう「しきたり」めいたものは毛嫌いしていたしめんどうだったので、どーでもいいやと思って過ごしていたが、不思議と歳をとるとこういうのを大事にしたくなってくるんだね。季節のフルーツを買ってみたり、秋はさんまを食べたり、夏はうなぎを食べたり、そういう「風習」みたいなものにあえて乗っかって過ごすことが、歳をとると好きになってきた。言い訳を探しては乗っかっている、とも言える。

うちの年越しそばは、去年から「とうじそば」にしています。ぼくの尊敬する糸井さんが、大晦日にとうじそばをやっていたのを見ていいなぁと思い、去年からそのスタイル。土鍋に山菜を入れて、とうじかごと呼ばれる茶漉しみたいな竹編みで、そばをしゃぶしゃぶのようにゆがいて食べる。これが去年やってみて美味かったんだよなぁ。今年はちゃんとした「とうじかご」も買ったから、より気合いが入っているぜ。

今年もいろいろありました。いろいろもいろいろ、うれしいこともよろこばしいことも、悲しいこともくやしいことありました。人生にリセットボタンはないけれど、今年のそういうのは、今日でリセットして新しい気持ちでなるべく迎えたい。そういう「リセットボタンの代わり」みたいな区切りがあってくれるのは、ちょっと助かるな。そういうふうに使ってしまおう。今日と明日で何も変わらないが、明日からまた新しい一年が始まる。皆さん、今年もたくさん読んでくれてありがとうございました。来年もよいお年をね。

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