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満腹の大学生にカレーを売る方法

この話、ご存知の方もいるかもしれませんね。
ご存知の方はスルーしてください。笑

さて、ランチを食べたばかりでお腹いっぱいの大学生にカレーを売るとしたら、

・美味しさをアピールする?
・使用しているスパイスの効能をアピールする?
・値段の安さをアピールする?

あなたなら、どうやって売りますか?

ちなみに僕は、5秒ほど考えて「カレーの前売り券」を販売することで、値下げをせずに先に売上を作るかな~
と考えてましたが、以下の話を知り「まだまだ甘かった・・・」と反省と同時に悔しい思いをしました・・・



実はこれ、放送作家の小山薫堂こやまくんどうさんが、ある大学の講義で実際に話したお話です。

このお話は、本業や副業で様々な商品を販売するあなたの役に立つお話だと思い、noteでシェアすることにしました。


小山薫堂さんは、実際にカレーを大学生に見せて

このカレーを食べたい人

と大学生に声を掛けます。

しかし、大学生たちはランチを食べ終えたばかりでお腹いっぱいです。
誰一人として手を挙げる人はいませんでした。

誰も買いたい人がいない=ニーズが無い状態です。


そこに一人の女性が登場します。
そして小山薫堂さんは、

この人はイチロー選手のお母さんです。

と紹介します。

そして、カレーのエピソードを話し出します。
その内容は・・・

実はこのカレー、イチロー選手のお母さんが作っていたカレーなんです。
イチロー選手の奥さんは、ここにいるお母さんから作り方を教えてもらい、メジャーリーグに移籍した後もこのカレーを作り続け、数あるイチロー選手のルーティンのひとつである「朝カレー」として出されていたものなんです。

といった内容でした。

そして小山薫堂さんは、改めて学生に聞きます。

このカレーを買いたい人はいますか?

その結果、どうなったでしょう?



さっきは誰一人として手を挙げなかったのに、今度は全員が手を挙げました!



ここでのポイントは、商品であるカレーには何も手を加えていないこと。


商品を変えていないにも関わらず、商品の売り方、伝え方を変えただけで、商品の価値が変わってしまいました。
その結果、ランチを食べたばかりの大学生にカレーを売ることが出来ました。


これが売り方や伝え方が大事だと言われる理由ですね。



数年前から、商品の特徴や機能を伝えるのではなく、ストーリーを伝えるんだ!
という話をよく聞いていましたが、まさにそのお手本のようなお話でした。


この話からの学びは、商品の売り方を考えてみること
この話は、売り方のほんの一例ですが、他にも伝えるメッセージを変える、ターゲットを変える、なども売り方を変える考え方として有名ですよね。


もし、あなたの商品やサービスが、思うように売れていない。または、もっと売っていきたいと考えているのであれば、売り方を変えてみてはいかがでしょうか?

売り方を変えるだけで、大ヒット商品に化けるかもしれません。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

PS
こうしてnoteの記事を書きつつ、僕自身も自分の販売しているサービスをどう売るか、どんな売り方ができるかを考えてます。
いくつかの案を出し、実際にその方法で販売してみて、効果的だった事例を生み出すことができてら、そのときはnoteで結果を公表させていただきます。

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