2020年3月の記事一覧
笑うバロック展(254) 左近司家の一族
内野氏がバロック音楽関係です。上野学園の古楽関連の考証や解説、歌詞翻訳など。一時翻訳を手伝っていた左近司彩子氏は、祥子氏の三女。1991年東京大学教養学部文科三類インタークラス入学、東大の入学式にウェディングドレスを着て出席有名人になり、テレビの深夜番組に出演したり。卒業後、国連アジア極東犯罪防止研修所教官。音楽美術関連の翻訳も手掛けています。映子氏と姉妹かと。
笑うバロック展(314) レジェンド探索 ランパル&ラクロワ
(ウィキ検索) 数多くの忘れられたバロック音楽を発掘し、編曲し、上演してきたことでも著名。
偉業、1954年、ルクレールのフルートで演奏可能な8つのソナタ全曲。今、聴いた方が「好く」聴こえます。このコンビについて誤解していた、と思います。ラクロワは、グリュミオーやヤニグロのバロックものの伴奏など出番。
1964年。ド・ラ・バール、ブラヴェ、フィリドール、クープラン。
1965年。クヴァン
笑うバロック展(311) アイドルを探せ ヒレの続報をスクラップ
文京楽器のサイトに「よみもの」のページが設置されています。その中の「ヨーロッパ弦楽ウォッチ 連載」。第14回「新しいバロック音楽のフェスティバル『Baroque at the Edge』 in London」。安田真子氏による2020年2月14日記事です。
現代には、ヴィオラ・ダ・ガンバやリュートなどの古楽器をあえて音響機器に接続したり、本来のレパートリーとは異なる音楽に挑戦したり、バロック音楽
笑うバロック展(305) レジェンド探索 未だ見ぬブロードサイドバンド
おそらく来日公演などはないかと記憶しています。面白いグループなんです、誰か招聘してほしかった。
「ジョン・ゲイの乞食オペラ・アリアとその原曲」という衝撃の名盤。ジャケットのホガースの版画とは裏腹に庶民から歓迎されヘンデルを駆逐したバラッド・オペラを学術的でありながら、楽しく紹介しました。ハルモニアムンディからルネサンス舞曲のシリーズを2枚。厳密なルネサンスの様式でなく、バロック期の宮廷でも劇場で
笑うバロック展(303) アイドルを探せ 「再発見と書きかえ」のヒレ(4)
ヒレはアイドル、何しろ当ブログのタイトルはヒレのCDから頂戴していますし。実力があり、継続してCDがリリースされているガンバ奏者。
何か意図があって、オルティスやフォルクレを避けながら、それでいてしっかりサントコロンブから経歴スタートし、ルネサンスから古典に至る重要なレパートリを録音してきました。彼女の颯爽としたグラウンの協奏曲はぜひ一度ライブで聴いてみたいものです。バッハのオルガン独奏のトリ
笑うバロック展(302) アイドルを探せ 「再発見と書きかえ」のヒレ(3)
ストリングス誌のインタビューの豪傑訳。
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヒレ・パールが彼女の楽器の尊い美しさを語る
2019年9月4日(クリスティーナ・シュレイル)
ドイツのガンバ奏者のヒレ・パールは、音楽一家で育ちました。5歳のとき、ブレーメン市庁舎でのコンサートで、ベルギーのバロックチェロとガンバ奏者のヴィーラント・クイケンが、兄弟とグスタフ・レオンハルトと共にガンバで演奏するのを聞きました。「私
笑うバロック展(301) アイドルを探せ 「再発見と書きかえ」のヒレ(2)
待望のヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲集。
珍しいという点では、バッハのソナタ以外どのガンバ作品もたくさん録音されているわけではなく、すべてものめずらしい範疇でしょう。パールのグラウンのト長調協奏曲は2度目の録音かもしれません。明るく朗らかな曲調がパールとあっているのかもしれません。
以下宣伝引用。
ドイツのガンバ奏者、ヒレ・パールが、ドイツの古楽器オケ、フライブルク・バロック管弦楽団と共演し、ドイツ
笑うバロック展(300) アイドルを探せ 「再発見と書きかえ」のヒレ(1)
始まりは、オオハシ先生から下記の手紙。先生からギエルミのグラウン協奏曲を教えてもらい、こちらからパールの情報を交換したあとでした。このときまだバルテュスなんて知らず、必死に調べたものです。先生はこの後で、ずいぶんと書きなおされたものをガンバ協会の会報に寄稿したかと記憶しています。その最初のドラフトでした。偶然が重なった興奮の方が先に発って冷静でなく筆を進めている、キーを叩いている?のが目に浮かぶよ
もっとみる笑うバロック展(295) レジェンド探索 もうひとりブルース、オーボエのオルフェウス
ブリュッヘンを支えた人々の記録
ウィキペディアを豪傑訳してみました。
ブリュッヘンの非常に重要な協力者のひとり。
わたしにとってブリュッヘンの偉大さは、後半生オーケストラを設立するにあたって必要な構成メンバーを一人一人探し育てたこと。オーボエのヘインズとクラリネットのホープリッチの貢献は計り知れない。特にこのふたりは演奏も素晴らしい。このふたりの活動は、今もできるだけ聴くように心がけています。
笑うバロック展(288) アイドルを探せ ガンバ弾き語り
ルシアナ・エリソンドというガンバ奏者のサイトに、珍しい弾き語りの動画がありました。
ビオレッタ・パラの「グラシアス・アラビータ」、チャブーカ・グランダの「マリア・ランド」、ルイス・ボンファの「カニバルの朝」が。ギタリストとデュオで。ガンバを弾きながら歌っています。
パラでは、マリーニのパッサカリアを序奏と中間部にはさみながら。フオルクローレよりボサに近い調子の声かしら。名前からするとスペイン語
笑うバロック展(287) レジェンド探索 晩年のブリュッヘンの曲がった指
晩年のブリュッヘンの曲がった指を見るたびに、デューラーの祈る手を思い出します。
ブリュッヘンのおそらくほとんど最後に近い映像かと。youtubeにライブの映像。ラモーの「ナイス」組曲。
左翼にバイオリンとオーボエ、ミュゼットドクール。中央後方にバス弦楽器。右翼にクラブサン、バスン、フルート。奥に打楽器とトランペット。
ありきたりな言い方ですが、管がよく鳴ります。
ブリュッヘンの発音とかリズム感
笑うバロック(284) レジェンド探索 「コルネットのオルフェオ」ブルース
ブルース・ディッキー、アメリカ生まれのコルネット奏者。
写真のごとくこのコルネットは別名ツィンク。わたしにとってコルネットとはこれです。
ディッキーはコピーの通り「コルネットのオルフェオ」に相応しい。
写真下は現在のプログラムのひとつ、ハナ・ブラシコバとのデュオ・プログラム。
プログラムの解説を豪傑訳します。
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16から17世紀、コルネットは、人間の声を模倣するその驚異的な能力のために伝
笑うバロック展(279) アイドルを探せ ズボンなエキルベイ
アクサントゥスの16/17プログラム。カリスマプロです。パリに住んでいたら、定期会員になりたいです。
考えてみれば、協奏曲と交響曲か管弦楽のプログラムだけでは限界がありますから、合唱が加わるだけで、広がります。安定したプロ合唱団が活躍すれば、上手に提携していけば、お互い経営的にもよろしいのでしょう。アクサントゥスのキャリアからの憶測ですが、声楽作品の多い古楽関連の成長とリンクしているから?かも