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笑うバロック(625) ジャン・ピエールの「羊飼い」
ミュゼット・ド・クールの新しい録音を、立て続けに2つ聴きました。ひとつは「忠実な羊飼い」の名で有名なソナタ集。
ミュゼットのドローンは、「うるさい」という人がいそうです。
ランパルの流麗なフルート曲として親しみ、ブリュッヘンがハスキーにト短調ソナタを吹き、メルクスやリンデがビエルアルー(このときはドローン調弦の適合する調性のソナタを検討して多様な独奏楽器で)を交えて録音し、その後作品13そのものが
笑えないバロック(615) 8月のビバルディ
季節がら。
忘れなくて、好い。覚えていなくて、好い。許さなくて、好い。問わなくて、好い。
出会いが思い込みや先入観を植え付ける----のも、好いのではないでしょうか。
笑うバロック(609) R-18の鮮血司祭ビバルディ「死期」
なにはともあれとにかく金になる作曲家ですな、スゴイ。
1998年製、さすが赤毛の司祭の鮮血のピエタ。
2007年ころ日本では、ゲームのキャラクターとして。QuinRose制作の恋愛ゲーム『ハートの国のアリス』の女王の名前らしい。
2018年のインロック。
ただ原典は1970年。
これらで打ち止めにならないところがまたスゴイ。
疫禍録音の数々。
CDの録音時間の影響で、「四季」プラスものが増え
笑うバロック(603) ハルキさんの疲れないビバルディ作品1
ハルキさんが疲れない音楽とはどんなものかしら。
ビバルディを1曲選抜してくれたのはビバルディ好きにとってはありがたいことでした。言い分はわからなくもないけれど、「四季以外の作品は見分けがつかなくて困ってしまう」ので、ビオラ・ダモーレのような珍しい楽器の作品を----ねえ。
そこで「正論」のビバルディを検討しました。やはり作品1かしら。ベートーベンなら弦楽四重奏にあたります。ハルキさん、ビバルディの
笑うバロック(600) 偏愛してもいい曲(7)ビバルディの作品番号なしトリオ
1998年ころ、パーセル・カルテットの録音を蔵王で聴きました。
ビバルディの2つのバイオリンのためのトリオ・ソナタト短調RV74とハ長調RV60、ともに作品番号なし。
わたしの耳では、2つのバイオリンがステレオの左右に分かれて演奏していると聴こえます。スピーカに向かって左から少し強めの明確なバイオリンの音、右からはやや遠く感じる小さめの音。通奏低音はチェロとオルガン。ト短調なのでセンチに聴こえる下
ビクター・セイザーの構え方
あまり深い意味はありません。偶然見つけたビバルディのチェロ協奏曲の動画を観ていて、ふとビクター・セイザーの提唱していた構え方を思い出しました。この奏者がそうだと断定は、正直わかりませんが。単なる個人差かもしれません。
チェロの場合、ピンの長さなどの調節で立て気味寝かし気味もあるのですが、映像で見ると、比較的体幹(背骨)が真っ直ぐに見えます。その代わりチェロはギターの構えのように傾斜して見えます。
笑うバロック展(573) 琴ビバルディ再び
もはや「琴ビバルディ」「琴セバスチャン・バッハ」は「にっぽんの芸能」の範疇かもしれません。下はいつもの解説。
「四季」~「春」「冬」の各第1楽章(屏風が変わります)
砂崎知子(箏・独奏)熊沢栄利子(箏)野口悦子(箏)細川真紀(箏)高畠一郎(十七絃・通奏低音役)
十七弦の低音がよかったです。描写的で厚みがない曲なのが思いのほか琴と相性好し。ここで披露されたのはバロック音楽でなく、きちんとした筝
「四季」最年少紅い彗星の弾き振り
おそらくメルボルンでの録音風景。裸足のクリスティアン・リ(李?)。
「北京バイオリン」その後、でよいのでしょうか。演奏はちょっと粗っぽく弾いているように聴こえます。スピードを優先してとばし過ぎているような。立居振る舞いが立派なので、ハスキーに弾いていると聴こえます。多様な「四季」の中にあっては、ピチピチしたライブ感で、年寄りには微笑ましく。でも、ちょっと「ゴット・タレント」みたいなオーディション
あまり名誉とはいえない「四季」
現場で鳴っています。何故に「四季」でなくてはならないのか、はあまりはっきりしません。クムジャさんの使い方は透徹していましたから、思いのほか悪い印象はありません。もしビバルディがピエタでの立場を利用して悪事を働いていたら、まあクムジャさんに復讐されても仕方ありません。当番弁護士の方は関係者のひとりがバイオリニストという設定、短いシーンで何が鳴っているか、すぐわかるという点では「四季」は適していま
笑うバロック展(512) すべてが「四季」になる
犀川シリーズは3冊くらいであきらめました。そういえば、真賀田四季という名前でした。
まさかこんな連作になっているとは。失礼ながら読んでいませんので、中にビバルディが登場するかどうか知りません。
「立つ」辞書のような厚みの新書サイズのミステリが横行しました。こうしたシリーズものを読み続けるのは苦手です。
笑うバロック展(510) 「みんなのうた」にふさわしい、ビバルディ
バッハやヘンデルじゃだめなんです。ハイファイセットと北原ミレイが歌っています。NHKは、チラチラさせて簡単に見聞きさせてくれません。やらしいなあ。ラバースコンチェルトより、はるかに素晴らしい日本語の歌に。
「アイスクリームの歌」より、潔い。
NHKはこりません。「ラモーって有名なんですか」というテレビ局です。
笑うバロック展(485) 「四季」モザイク
まだまだ知らないことがたくさんあってワクワクします。
シカゴのシャガールの四季モザイク。
対岸カナダ。ターフェルムジークの「四季モザイク」。「トンデモ」すれすれ、やりたい放題。わたしの中では「カナダ」は不思議な国なので、アリです。ターフェルムジークは「四季」をA415からA442だったかのピッチに回帰させたグループだったはず。
ザ・フォー・シーズンズ・モザイク~ヴィヴァルディ「四季」のリイメ
笑うバロック展(483) ビバルディの「リュート」入り「協奏曲」
ビバルディのリュート協奏曲ニ長調RV93の動画。
ジュリアン・ブリーム
ルカ・ピアンカ。ジャルディーノアルモニコ。
ここより先21世紀。
トト・ジャズ・クインテット。でも元々こうした編成が適正かと思います。これでもトトのリュートの音はそんなに大きくは聴こえません。本当はどのくらいの音量で聴いていたのかしら。本当にリュートをプリマドンナになぞらえようとしていたのかしら。まあ協奏曲という名です
笑うバロック展(468) 花が咲いた時点で我々の負けだったんです
「クラシック レコードの百年史 記念碑的名盤100+迷盤20」ノーマン・レブレヒト著/猪上杉子訳(春秋社/2014.3)に、世界で最も売れたクラシック・レコードというランキング表が載っている。
そこからバロックだけを抽出してみます。恥ずかしながら、1枚も購入していません。
3位.ヴィヴァルディ:「四季」/アーヨ&イ・ムジチ(PHILIPS/1959) 950万枚
11位.ヴィヴァルディ:「四季