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夏川みわこ
2018年7月8日 11:01
夏が来た。もくもくの入道雲。麦わら帽子。強い日差しに目を細めながら。ひんやりと喉をうるおして、賑やかに走り抜けていく透明サイダー。カランコロン。そう響くのは、ラムネのビー玉か、下駄の音か。半分こして食べた、チューチューアイス。1時間に1本の電車に乗るために全力で走った、駅までの田舎道。制服。高校生の頃のわたしは、毎日何に悩んで、何を考えて四角い教室で、黒板を見つめていた