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マネジメントに必要な能力はコミュニケーション能力ではない。という話。

皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は緊急事態宣言や強制的なリモートワークなども相まって、ビジネスの大きな転換期となりました。
今年も新たな働き方、社会に役立つようなコンテンツをお届けできればと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!

さて、本日は事業を可視化することができた企業、つまりデータ基づいた事業マネジメントを行っている企業のマネジメント層に必要な、最も優先順位の高いスキルをご説明させていただきます。

”マネジメント”とは様々な方が行っている業務の一方、非常に抽象度が高い業務です。それが故にか、マネジメントについて言及した書籍や講演会などが数多く開催されており、マネジメントへの認識や必要な能力は様々な解釈が日々発信されています。
そんな中でも、マネジメントに必要なスキルとして最もよくあげられる能力は、やはりコミュニケーション能力ではないでしょうか。しかし、事業の可視化が成功した先にあるのは定量マネジメントであるので、コミュニケーション能力の優先順位は下がります。
本日は、事業を可視化することができた企業のマネジメント層になければならないスキルについてお話しいたします。

必要不可欠なスキルはデータ解析力とデータ把握力

早速結論から申し上げますと、マネジメントに必要不可欠な能力はデータの解析力・把握力です。
様々なご意見があるかとは思いますが、事業が可視化できている状態の場合にはこの能力が最優先事項となります。

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データ把握力

データ把握力とは、過去や他者とのデータの差異を成果と結びつけることができる能力を指します。
なぜデータの把握力が最優先項目なのか。
事業・活動の可視化ができている状態の場合、従来よりも数多くのデータをみることができます。なので、従業員の業務活動によって発生するデータの把握や、そのデータ差異点に過敏に反応出来る洞察力が重要となります。昨今、様々なITサービスがリリースされているので、システム的にデータ差異を把握する事は比較的容易になりつつありますが、その差異を成果原因と捉えるには、管理職の能力が必要です。
差異を見る事の先には、原因を追究する力が必要になる為、それを面倒と考える人は無意識にデータ差異を原因と捉えず放置し、対処を遅らせてしまいます。

図1

データ解析力

データ解析力とはデータの差異を元に事業に関連する数値を解析する能力を指します。

少しわかりづらい表現となってしまいましたが、例えば、Aさんという営業マンが成果を出せない要因は、売れない顧客に営業をしているからなのか、活動の品質が担保できていないか、はたまたサボっているだけなのか。これらの要因を数値データから解析することが必要となります。
これらを数値として解析していかないと、また成果が出た要因を属人化してしまう為、管理職の能力が必要です。

このように、事業・活動を可視化した際はこのデータ把握力・解析力を持った人物が必須となるので、人材の育成、採用を行う必要があります。
これらのスキルを持ったマネジメント層がいないと、可視化したにもかかわらず、適切な改善ができません。

図2

データの把握・解析方法

データの解析・把握と突然言われても、どのようにして行えば良いかわからないということも数多くあるかと思います。現に、SFAツール等を使いこなせずに困っているというご相談をいただく事も少なくありません。
データの解析・把握を行うには、下記2つの要件が必須となります。

①データが整理され、見やすいこと
②最適なツールを利用していること

弊社Retoolでは、どのようにデータを整理するのか、最適なツールは何かという点からご相談にのらせて頂いていますので、もしデータマネジメントにご興味がございましたら下記フォームからお問い合わせください。


まとめ

・マネージャーに最優先で必要なのはデータ把握力データ解析力
・データ把握力とは過去や他者とのデータの差異を成果と結びつける
 ことができる能力
・データ解析力はデータの差異を元に事業に関連する数値を解析する能力

最後までご精読いただきありがとうございました!


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