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意思決定に必要な”正しい情報共有”は非常に難しい。と言う話

皆さんこんにちは。
2021年が始まったかと思えば早くも三週間が経とうとしていますが、
いかがお過ごしてしょうか。

意思決定者新年早々に二度目の緊急事態宣言を受け、非日常的な意思決定を行うケースが多くなっているのではないでしょうか。弊社のクライアントでも、フルリモートに切り替える会社や、コロナ渦だからこそ採用予算を増やして採用を進める会社など、多くのマネージャーが意思決定を求められているのだと感じています。

そんなご時世だからこそ、今回は「正しい意思決定」についての話をさせていただきます。

正しい意思決定とは何でしょうか

当たり前かと思いますが、
"正しい情報を元に正しい判断を行うこと"
が正しい意思決定に繋がります。

例えばある商品Aの改善にあたり、
「パッケージの色を変更する」場合。
意思決定にどんな情報が必要でしょうか。

「商品Aのターゲットは赤色が好き」
この場合はいかがでしょうか。
そもそも好きという表現は曖昧ですし、
意思決定には情報が不足します。

それでは
「赤色パッケージの他社商品は商品Aよりも売上が30%高いです」
こちらの場合はいかがでしょうか。
定量的で曖昧な表現が無いため、正しい情報と言えるでしょう。

このような定量的な情報を元に意思決定を行うことは、
正しい意思決定を行う事に繋ります。


”正しい情報共有”の難しさ

「事実に基づいたコミュニケーション」を意識している時でも、
正しい情報共有は非常に難易度が高いのです。

自分は大丈夫、そこまで難しいことではない。と感じる方も大勢いらっしゃるかと思いますが、見た目の簡易さとは裏腹に、正しくできている人は非常に少ないのです。これは、スキルが足りていないといった話ではなく、人間は賢い生き物ですので、無意識にも防衛本能が働いており、事実と逸れた情報共有を行ってしまうことが多いのです。

このように意思決定者にとって都合の良い情報共有が蔓延してしまうと、
その後の意思決定はどうなるでしょうか。 
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都合の良い情報の報告

正しい情報をキャッチアップできない

"管理者が事業や組織に対して意思決定をしていない"
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正確な情報を元に、活動判断を下す事が出来ないマネージャーは、
「私は意思決定を行いません」
と言っていることと同義となるのです。

正しい意思決定を行う方法

それでは、正確な情報を元に正確な意思決定をするには、どうすればよいのか。
答えは定量化にあります。

もう少し具体的にお話をすると、
「誰が何をどれだけやったら何の成果がどれだけ出るのか」を
明確にすることにあります。

例えば営業マンの場合、売上がKGIとなるケースがほとんどです。
それを達成するために成果までの道筋を全て洗い出し、細かいKPI設定をしていく事が必要です。
この"細かさ"という部分が重要で、事業のフェーズ分解をしっかりと行うことで上司・部下の間に共通言語が生まれ、数値に基づいたコミュニケーションを行うことができます。

定量化は一見するとシビアなように見えますが、一方で数値さえクリアすれば誰の目から見ても成果が出ていると評価されるのが定量評価の良さと言えます。頑張って成果を出している社員を評価し、中々成果が振るわない社員の要因分析を行うことが出来ます。

更には、なぜトップセールスが成果を出すことができるのか、理由を突き詰めて全社的にトレースする事も可能です。

まとめ

・正しい意思決定には、正しい情報が必要。
・正しい情報が無いということは、
 意思決定をしないと言っていることと同義。
・正しい情報を取得するためには、定量化が必要。


最後までお付き合いいただき有難うございました。

今回読んでいただいた方は、
「じゃあ定量化って具体的にどうすれば?」
という疑問が浮かんだ方も多いかと思います。

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