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同乗者に配慮する

運転免許を取ったのは19歳のころだった。大学に通いつつ、教習所にも通ったので、なかなか一気に…というわけにはいかなかった。使いもしないMT車で取ったもんだから、最初はエンストやら坂道発進やら難しいことが多かった。結局、免許を取得してからMT車に乗ることは(今のところ)なく、別にAT車限定でもよかったんじゃないかとも思うが、選択肢を狭めなくてもいいかとも思う。

普段、そこまで交通量の多いところに住んでいないので、都会に来ると車の多さに辟易してしまう。車線変更する時にウィンカーを出さない車やこの幅で入ってくるのか…!と驚くこともある(別に都会に限らず、そういう車はいるだろうが、交通量の多さからその確率は高い)。ただでさえ慣れない道なのに、向こうは慣れているからだろうが、そんな目に遭うは本当にごめんである。とはいえ、知らない道を運転するのは嫌いじゃない。むしろ、知らないことの発見という意味で、好きなことに入るかもしれない。運転そのものも免許取得以来、ほぼずっと続けてきているため、特に苦にならない。

人を乗せる時に気を付けていることがある。急発進と急ブレーキを避けること、スピードを維持したままカーブに入らないことだ。どちらも自分の体験からくるものである。幼い時に車酔いが酷く、ちょっとのことですぐに酔っていた。親はそこまで運転が荒かったわけでもないが、自分が酔いやすい体質だったのだろう。運転を始めてから酔うこともなくなったが、車に酔いやすかったという記憶だけは今もまだ残っている。

そもそも人間は急激な環境の変化に弱い。それはスピード感を取ってもそうだと思う。急に走る、急に止まる、カーブで大きな遠心力が働く。そういったことへの耐性は人に寄るし、酔う人はこういったところがきっかけとなる気がする。だから、そのリスクを少しでも減らせれば…と思っている。もちろん慣れない道では急ブレーキのような形になることもあるが、極力、そうならないように努めている。

車は便利なものだから、ひとたび間違えば大変な凶器になる。同乗者への配慮という点からも、ゆとりを持った運転ができるように心がけたいものである。

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