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知ってるワイフ

久しぶりにハマってしまった。来週に最終回を迎える知ってるワイフである。話題になっているのはTwitter等で知っていたが、見てみるかという気にはならなかった。見逃しちゃってるから今更見始めてもなぁ……と思ったが、そうだ、全録に残ってるかもしれないと思って調べてみると、ちゃんとあった。こういう時のレコーダーの機能は本当に有難い、便利な時代になったもんだと、いそいそと第1話を再生してみる。

第1話のハイライトは、元春(大倉忠義)に対して澪(広瀬アリス)が物凄い剣幕で怒鳴っている。トラウマになりそう、、、と思うくらいの迫力だった。で、第2話以降、過去に戻って人生をやり直し、大学時代の後輩でやり直した人生では妻になっている沙也佳(瀧本美織)と幸せに暮らそう、というわけだが、結局は最初の世界で妻だった澪が目の前に現れて、なんだかんだ気になってしまう、という話だ。遅れて見始めたせいで、まだ6話までしか追いついていない(にもかかわらず10話は途中から見てしまうという)。最終回までには何とか追いつくつもりである。

基本的な設定がファンタジーなのだが、いちいちセリフにリアリティがあって印象に残る。澪をモンスター妻にしてしまったのは、自分自身のせいだった――。澪を失って初めてそのことに気づくという図式だ。11日に放送された第10話では、自分のせいで周りにいる人間をみな不幸にしていると思ってしまった元春は、また元の世界に戻り、全く別の人生を歩もうとする、というところで終わった。

自分が今いる環境を作り上げてるのは自分に原因がある。それは結構色んな場面で当てはまっている気がする。自分がこんな目に遭っているのは、誰々がいるからだと、自分じゃない誰かのせいにするのは簡単だが、その誰かとの関係性を作り上げているのも他ではない自分自身だ。もちろん、頑張っていても報わないこともあるし、理不尽な人間関係もある。でも、自分の行動や言動を振り返ってみて、何かしら引っ掛かるところがあれば、やはり自分が蒔いた種なのだ。振り返って気づけばまだいいほうで、考えても気が付かないことだってある。知ってるワイフはドラマの世界の話とはいえ、人生は連続性で、節目での誰かへの発言のようなターニングポイントとなるようなことから、今日は何の服を着て出掛けようかのような些細なことまで、自分が選択し続けてきたことの結果なのかなと思わせられる。

最終回がこんなに楽しみになるのは、いつ以来だろう。元々は韓国ドラマのようだが、過去に戻ってやり直したいという気持ちは万国共通なのだなと思ってしまう。いったいどんな結末が用意されているのか、木曜日が待ち遠しい。

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