言われて傷つくこと

お節介も時々はよいが、節度というものがある気がする。独身でずっと年齢を重ねているとしたら「彼氏/彼女はいないのか?」と訊かれる、結婚すれば「子どもはまだか?」と訊かれる、一人目ができれば「二人目はまだか?」と訊かれる。こうやって事あるごとに質問をされていると、たまったもんではない。

そもそも、それをしない理由だってあるだろうし、もしかするとできない(あるいはするのが億劫になる)理由だってあるはずだ。そういう理由を知らずに無神経な質問をされると、本当に傷つくし結構後を引く。それを言われて一日嫌な思いをすることだってあるだろう(一日で済めばよいほうだ)。

会話をしたいだけなら他に話題もあるはずだ。自分が正しいと思う価値観を知らないうちに押し付けることが、実はこんなにも相手を傷つけていることをそういう人たちは知らない。受けるこちらとしては「そうですね」と返すほかない。いちいち、相手に対して目くじらを立てるのは得策でない。でも、一回くらいチャンスがあれば言い返したほうがいいのかなとも思う。それで我慢していつまでも傷ついているくらいならば、やはり表現して返したほうがいいのかもしれない。

同じような思いをしている人は、世の中にきっとたくさんいるんだろう。そうした人たちは、どう対応しているのだろうか。そんなことに思いを馳せた日曜の夜であった。

よろしければサポートをお願い致します。頂いたサポートは新しいことを生み出すための活動に使用させていただきます。