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船頭多くして船山に上る

上から言われたからようやく動き出すというケースは多くあるが、指図する人が多くて上手くいくことは稀であろう。というか、それは失敗に終わるパターンだ。

指図する立場の人が、現場のことを正しく理解できているかというと、そうでもない。だいたいは、会議の場に出て初めて資料を見て、それに対して思い付いたことを言う。会議に参加したからには何か発言しなくてはと意気込むほど、それに付き合わされてしまう人の仕事が増える。

こういう時、逆に本当に現場で働いている人の感覚はどうなのか?ということを問いてみてほしい。そこで手を動かしている人の、いわゆる肌感覚というのは馬鹿にできない。実はものすごく真理をついていることを言っていても、それを聞くアンテナが無ければ拾うこともできない。発言権ある人こそ、そういった声に耳を傾けるべきなのだ。

と、こうやって言うのは簡単だが、それをどう実践するかが問題である。なるべく現場との信頼関係を普段から構築しておく。それに尽きる気がする。

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