説明力をチェックする

今日、とある装置の使い方を説明する機会があった。色々と操作があって、さらに操作を間違えると怪我の危険もあるので、手順を確認しながら実演した。手順通りやれば、危ないことはないのだが、人間どこでミスをするかわからないので、最悪の場合はこう、というようなことも話をした。

同じ説明をしても、その言葉ですんなりと理解できる人と、そうでない人がいる。それ自体は仕方がない。最初の説明で理解できなければ、言葉を変えて、もう一度ゆっくりと確認しながら説明をするまでである。こちらの言ったことを、その人なりにうまく消化できないから理解できないという状態になる。消化できないというのは、その人自身の言葉に変換できていないともいえる。その人が理解できた時は、その人なりの言葉でまとめて「要するにこうですね」と言ってくれるのであれば、それは理解できたことになる。その共通言語にたどり着くまでの時間が早いか遅いかが、ある種、要領の良さと関係しているのかもしれない。

もちろん、言葉数少なく理解してくれるほうが、説明している側からしてみれば楽でいいのだが、自分の力量が問われるのは、むしろすぐに理解してくれない人を相手にしている時かもしれない。自分ではわかったつもりで説明していたとしても、実は説明する内容が抜けていたり、わかりにくいポイントを端折っていたりするかもしれない。だから、相手が自分の説明で理解できない時は、まず、自分の言葉を疑ってみるべきである。色々な相手に説明するというのは、自分の理解度を確かめる上では、逆に絶好の機会なのだなと思わされるものだった。

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