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オレゴン世界陸上1日目

オレゴン世界陸上が開幕した。そういえば今日だったと後から気付いて追っかけ再生で見たが、とても内容の濃い1日目だった。日本選手の主なトピックスを以下に挙げる。

競歩→山西選手 金、池田選手 銀の日本人ワンツー達成!住所選手も8位入賞
走り幅跳び→橋岡選手 8m18で全体トップの決勝進出
女子1500m→田中選手タイムで拾われ日本人初の準決勝進出
男子3000mSC→期待の三浦選手がまさかの予選敗退
男子100m→サニブラウン選手9.98、坂井選手も揃って準決勝進出

その中でも今日は何といっても競歩のワンツーだろう。山西選手は前回の世陸も金なので、2連覇である。東京オリンピックでは惜しくも銅(十分凄いが)だったが、これだけ安定して上位に居続けられること自体、賛辞を贈るしかない。2位の池田選手もラスト1kmまでよく粘り、最後の最後まで山西選手を追い詰めた。東京オリンピックでは池田選手が銀、山西選手が銅だったので、今回は逆になった形だ。

それにしてもよく考えると、20kmを1時間19分で"歩いて"いる。単純に考えて1km4分を切っているのだ。走っても20kmをキロ4分ペースで行けない人がごまんいる(自分もその一人だ)のに、それを歩いてやってのけている。競歩はどちらかの足を地面に接地していなければならないし、着地した足は体の真下に来るまで伸ばしておかなければならない。走り方にルールは無いようなものだから、それよりも難しい動作を20km続けるのである。

レース後には、3位に入ったスウェーデンの選手が山西選手をお姫様抱っこする姿が話題になった。20kmを共に歩き続けた仲間に対しての敬意が込められた良いシーンで、世界陸上は開幕したのだ。

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