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変化の分かれ目

よく一緒に走っていた会社の同僚が腰を患ってしまい、しばらく一緒に走れていない。あれだけ走っていた人間が走ることを止めてしまったら、体に支障が出てくるようだ。自分たちが働いているオフィスに行くためには階段を登らねばならないが、前だったらそこまで負荷でなかった階段を上がるのも結構大変らしい。もちろん腰の影響もあるだろうが、普段体を動かしていない影響が出てくるだろう。

学生時代にアルバイトをしていた塾で、30歳を過ぎると体に変化が訪れると聞かされていた。個人的な印象だが、30歳を過ぎると何かしている人と何もしていない人とで、目に見えて差がついてくる。何かしていることが偉いわけでもないのだが、やはり歩く、走る、泳ぐなど、自分の体を使った何かをしていれば、それなりに体型を保てる。一度や二度ではなく、継続して習慣化すれば、そこまで衰えを感じる世代ではない。

日本の伝統芸能である能の演者で、70代の方がいるそうだが、その方の筋量を調べてみると、なんと30~40代並みに筋肉が太いそうだ。能の動きは、かなり稽古を積まないと取得・維持できないそうで、歩き方一つとっても通常とは異なる筋肉の使い方をしているらしい。それを1年365日続けていたら、それは老化など何処吹く風、全く関係なさそうだ。

動いていない人がいきなり動き出すのは、それなりに大変だと思うが、まずは自分に合った運動を何かしら探し出すことなのだろう。最初は色々とつまみ食いしてみてもいいかもしれない。習慣化さえできてしまえば、何をやるかは大して重要でなく、楽しくやれることが何よりも大事なことだ。

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