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引退後に何をするのか? 〜好きな街に住む〜

時間とお金があったらやってみたことの一つに、好きな街に数年間住んでみるというのがあります。やはり旅行で訪問するのと、実際に暮らしてみるのでは経験できる深さが全然違いますよね。

ということで今回は、京都に2年間住んでみるというのは実現可能か、どれくらいのお金がかかるのかを調べてみます。想定としては、仮に持ち家があった場合はそれを維持したまま、京都に新たに家を借りて2拠点生活的に行き来することにします。

まず住む場所を選んでいきましょう。せっかくですので、京都の中心部で賃貸マンションを探してみます。夫婦ふたりで住めるサイズ、ただし全ての荷物を持っていく必要はない、ということから、73平米、築13年、大丸のすぐ裏のこの物件を選んでみました。東京の中心部に比べると相当安いですね。

管理費込みで24万円、これに光熱費、インターネット代、などなどを合わせるとこの部屋を維持するのに月に30万もみておけばよいでしょうか。年で360万円です。これに、初期費用としてソファー、ベッドなどの家具と諸々の電化製品を買う必要があります。これは選ぶモノの値段帯によって大きく違うのですが、とりあえず200万円としてみましょう。

そうすると、2年間京都中心部に夫婦で住むのに必要な追加のコストは、920万円となりました。これが高いと思うか安いと思うかは意見が分かれるところだと思いますが、60歳で引退したあと、まだ元気なうちに人生の大きな思い出を作れることは間違いないでしょう。

もっと安く住めないかを考えてみるのも楽しい作業かもしれません。場所を変えたり築年数の条件を緩めれば、京都で10万円前後で物件を見つけるのはかなり簡単です。月賃料を15万円以内に収めれば半額の500万円で2年間住むことができます。また、あくまで今の自宅が本拠地でホテルのかわりに賃貸マンションを使うという形で生活するなら、部屋はもっと狭くてもよいかもしれませんし、電化製品もそれなりの初期投資に抑えられるでしょう。

60歳から70歳までの10年間このような生活をするとすると、2年ずつ5つの街に住むことができます。住んでみたい街を5つ考えるのはわくわくしますね。

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