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うちの会社ブラックかも!!素人にもわかりやすく労働保険の保険料の徴収等に関する法律の解説(労働保険料の種類 一般保険料の額 賃金総額 一般保険料率 特別加入保険料の額 印紙保険料の額)

先生: 今日はね、労働保険料について詳しく解説していくよ!

若手社員: はい、先生!労働保険料って、なんだか難しそうですね。

先生: そうね、専門用語がたくさん出てくるから、最初は戸惑うかもしれないけど、一つ一つ丁寧に説明していくから大丈夫!まずは、労働保険料の種類から見ていこうか。

労働保険料の種類

先生: 労働保険料には、大きく分けて2つの種類があるんだ。

  • 一般保険料: これは、ほとんどの事業者が払う保険料で、賃金総額に応じて計算されるんだ。

  • 特別加入保険料: 自営業者やパートなど、一般の労働者とは少し違う立場の人たちが払う保険料だよ。

若手社員: 一般保険料と特別加入保険料があるんですね。

一般保険料の額と計算方法

先生: 一般保険料の額は、賃金総額と一般保険料率を掛け算して計算するんだ。

若手社員: 賃金総額と一般保険料率?

先生: 賃金総額は、会社が従業員に支払った給料の合計のこと。一般保険料率は、事業の種類によって決まっている割合なんだ。

若手社員: なるほど、給料が多いほど保険料も高くなるってことですね。

先生: そうなるね。一般保険料率は、事業の種類によって少し変わるんだけど、だいたい賃金総額の1.5%から2%くらいが一般的かな。

印紙保険料

先生: そして、雇用保険の場合には、印紙保険料っていうのもあるんだ。

若手社員: 印紙保険料?

先生: そう、これは、従業員一人ひとりの賃金日額に応じて、保険料を計算する方法なんだ。

先生: 例えば、賃金日額が11,300円以上の場合は、176円の保険料を払うことになる。

若手社員: 賃金日額によって、保険料が変わるんですね。

労働保険料について、もう少し詳しく解説していきます。

労働保険料の種類と計算方法

労働保険料は、大きく分けて労災保険料雇用保険料の2種類があります。

1. 労災保険料

  • 目的: 労働者が業務上または通勤途上で負傷したり、病気になったりした場合に、その労働者やその家族を保護するための保険です。

  • 計算方法: 賃金総額に、事業の種類に応じた労災保険料率を乗じて計算します。

  • 特徴: 労災保険料は、全額事業主の負担となります。

2. 雇用保険料

  • 目的: 労働者が失業した場合や、育児や介護のために仕事を休んだ場合に、その労働者の生活を安定させるための保険です。

  • 計算方法:

    • 一般保険料: 賃金総額に、雇用保険料率を乗じて計算します。

    • 印紙保険料: 従業員一人ひとりの賃金日額に応じて、定められた金額を支払います。

  • 特徴: 一般保険料は、事業主と労働者が折半で負担します。印紙保険料は、事業主が負担します。

各用語の解説

  • 一般保険料: 労災保険料と雇用保険料を合わせたものを一般的に「一般保険料」と呼びます。

  • 賃金総額: 事業主が労働者に支払った賃金の合計額です。

  • 一般保険料率: 労災保険料率と雇用保険料率を合わせたものです。事業の種類や規模によって異なります。

  • 特別加入保険料: 自営業者やパートなど、一般の労働者とは異なる立場の人たちが加入する保険です。保険料の計算方法は、一般の労働者とは異なります。

  • 印紙保険料: 雇用保険料の一部で、従業員一人ひとりの賃金日額に応じて支払う保険料です。

労働保険料の納付

労働保険料は、原則として毎月の給与支払日に、労働者の賃金から控除し、事業主がまとめて納付します。

労働保険料の変更点

労働保険料率や計算方法は、法律の改正や経済状況の変化によって変更されることがあります。

労働保険料に関する注意点

  • 事業の種類によって保険料率が異なる: 製造業、建設業、サービス業など、事業の種類によって保険料率が異なります。

  • 労働者の数や賃金によって保険料額が変わる: 労働者の数が増えたり、賃金が上がったりすると、保険料額も増えます。

  • 社会保険労務士に相談: 労働保険の手続きは複雑なため、社会保険労務士に相談することをおすすめします。

まとめ

労働保険料は、事業主が支払うべき重要な経費の一つです。正確に計算し、納付することが法律で義務付けられています。

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