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「責任を持つ」を定義する

「うちの会社がこんなクリエイティブを世に出したなんて恥ずかしい」

上司A
「何このクリエイティブ!!超絶イケてないんだけどー!!」

わたし
「いや、今回は超短期案件だったにも関わらず、クライアントからも後から要望が出てきまくって…。そもそも私が入る時はすでに炎上気味だったのでローンチまでたどり着けたことが奇跡的というか、誇らしいくらいなんです」

上司A
「そんなの関係ないよ。これがうちの成果物だというのがファクトなんだから。自分たちの会社がこんなクリエイティブを世に出したなんて思いたくないなー」

わたし
「すみません。。。担当者にもよく言っておきます。。。(責任転嫁)」

わたしとは、あまり遠くない過去の自分です。

結果が全てではないと思っていた

私はWEBディレクター経験は7年程です。

劣悪な環境で奴隷から始め、一つの職場である程度の経験を積むごとにキャリアアップを重ね、今では、
「うわー、与件が散らばり過ぎてる。これどうやってゴールさせんの!?」
みたいな先の見えない案件や、
「1年がかりのWEBリニューアルプロジェクトだったんだけど、残り3ヶ月を切ってロゴしかできてません!助けてください!」
なんて関わりたくない炎上案件を数多くこなしてきてきました。

自分のディレクション能力にそれなりの自信を持っていた私は、この時の上司Aの、結果が全てでプロセスへの理解を持とうともしない振る舞いに、情けなくも、殺意を覚えただけでした。

プロフェッショナルとアマチュアの違いは何か?

プロフェッショナルとアマチュアの違いは何か?
答えは様々ですが、一つの答えとして、わたしが先輩からいただき、大切にしている言葉はこれです。

自分のクレジットが付くものに、責任を持っているかどうか

自分の関わったプロジェクトや成果物に対して
「クライアントにこう言われたから仕方なく、、、」
「リソースがなかったので、、、」
と理由を付けて言いわけをしてしまった!
なんてことはありませんか?
(おれ超あるわー涙)

事情を説明すれば
「それは確かに大変だったね」
「なるほど!事情があったんだね」
「かわいそうだね」
「精一杯がんばったもんね」
となるかもしれません。

でもそれは、自分が成長すればするほどに大きくなっていくプロジェクトと、それに伴って増えていく関係者に対して、説明してまわるなんて現実的ではありませんよね。
もし説明できて自分は言い逃れられたとしても、一緒に作り上げたプロジェクトメンバーに対しては裏切りとなってしまいます。

どんな些細な関与の仕方でも、
自分が手を出した以上は自分のクレジットが付きます。
それを事情のせいにして見て見ぬ振りをすることは、クレジットを放棄することと同じです。

言いわけをせずに、
自分のクレジットが付くものに対して、
責任を持っていけたらかっこいいと思いませんか。

まとめ

今回伝えたいメッセージはこの2点です。
1.わたし達がいる世界は、結果が全てである
2.自分のクレジットに責任を持つこと

おまけ

これは左利きのエレンのワンシーンです。
徹夜続きで時間がないことを言い訳にする主人公に対して、先輩が、
「万全な状態なんて一生こねーぞ!」
「体調最悪でも、二日寝てなくても、友達に裏切られても、女にフラれても、そん中で歯を食いしばってひねり出した仕事がお前の実力だ」

おれたちも作ろうじゃないか!
どんな日でも言い訳不要のいいものを!

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