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トーストにかけて食べる昆布

皆さんは、日ごろから昆布を食べますか?

私はというと、「昆布は、栄養も豊富で美容にも・・」という記事などをよく目にすることもあり、興味はあるものの、どのように調理して食べたら美味しいかが解らず、お正月の昆布巻き以外、食べるということはほどんどありませんでした。

この「トーストにかけて食べる昆布」なら、その調理するという面倒もなく、朝食をパンにすると何故か和の味が欲しくなる私にとっては、嬉しい出会いとなりました。

今回は、この商品をつくっている「大脇昆布」さんをご紹介します。

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「こんにちは!」と声をかけると、素敵なご夫婦が迎えてくれました。

能登半島の小さな町で、こんな素敵な二人がどうして出会ったのだろ?と、心の声を我慢できず、気になって聞いてしまいました。

毎年行われる昆布の商談会で出会い、奥様は広島から嫁いだそうです。

昆布がご縁なんですね。

そして何故この地で昆布なのでしょう。

北前船が往来した西回り航路は、別名「昆布ロード」とも名づけられており、当時このエリアでは、昆布やニシンなどが陸揚げさて、各々店で、加工していたそうです。

ただ、全国的にも職人さんは、大幅に減少しているとか。

地味な作業ということもありますが、昆布の需要も関係しているのかもしれません。

昆布を現代の食生活の中でもっと広げることも、伝統の技を守っていくひとつと、様々な発信・商品開発にチャレンジをされています。

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さて、普段のお仕事を拝見。

ご主人は、ずっとこの姿勢で、すべて手で削るそうです。

削ると言っても、まずは包丁の角度をかえるところから。

そして、昆布は、脇にひだがあり、硬いので、そのままでは、削れません。

昆布の脇のひだをカットしたり、硬い昆布を酢水で柔らかくしたりの削る前の作業を奥様が担当。また、削った昆布をそれぞれの商品として販売するためにサイズを揃えたりと、二人三脚で日々、お仕事をされています。

【ちょっと豆知識】

“とろろ昆布”は、機械で削ったもの。

“おぼろ昆布”というのは、機械で削りだすことは出来ず、職人さんが一枚一枚削るそうです。

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一人前に削れるようになるまでに3年~5年。そこらか製品になるような昆布が削れるようになるまでには、まだまだ数年かかるとのこと。

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このような仕上がりに削れる職人さんは、数少ないとか。

実際に削っていただいた動画がこちらです。



大脇昆布さんのオンラインショップでは、「おぼろ昆布」のほか様々な商品がご購入いただけます。ぜひ、クリックしてみてください。

※こちらの文は、全て個人の感想です。
※2021年6月に取材させていただいた内容です。





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