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レタッチとレタッチャーが理解しないといけないこと。

こんにちはレタッチャーの大谷です。

最初に『私がレタッチャーになるまで。』という記事を書きましたがそもそもレタッチャーって何よ?と思う方もいるので説明したいと思います。

まずレタッチャーとはレタッチをする専門家の事をいいます。

レタッチとはなにか。

撮影した写真をPhotoshop等の画像処理ソフトを使用して修正したり加工したりする作業のことを言います。

撮影者のイメージに近づける為にゴミ取りや色補正、時には不要物の削除等を行います。

また広告の場合は画像の切り抜きや合成を駆使しありえないような世界を作り出すこともあります。

レタッチ作業は非常に地味で泥臭いものですが、出来上がったビジュアルはとても華やかで美しいものです。
ビルに掛かる看板や街中を彩る広告、webに並ぶ商品写真など、様々な媒体で利用される美しい写真はほぼ100%レタッチされています。


レタッチャーが理解しないといけないこと。

 

レタッチャーは、広告制作の依頼を受けた時、商品やサービスのコンセプトだったり特徴だったりという重要なポイントと、このビジュアルで「何をみせたいか」「どう伝えたいか」かをクライアントから聞きとりそれを理解しなくてはいけません。
 
指示がない細かな部分でも「何をみせたいか」「どう伝えたいか」に向かって作業する。ということが一番重要なんです。
 全ての作業指示がクライアントからもらえるわけではありません。
 制作をしていると必ず指示のない作業にぶち当たります。
 けれど「何をみせたいか」「どう伝えたいか」に向かっていれば迷うことはないんです。
 
目的が決まっているとやるべきことが見えてきます。
 
ここを理解していないと、クライアントから言われていないのでやらないでおこうとか、ここは変にみえるけど指示がないから触らないでおこうとか、いちいちここどうしますか?とかクライアントに確認することになってしまうのです。

目的を理解していると逆に、ここはもっといい見せ方がありますよ。
なんていうレタッチャーからの提案も出来るわけです。
 
作業者も発注側もがしっかりとやるべきことを理解していればスムーズな進行と、意図した強いビジュアルが完成するはずです。
 

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