PHOTOSHOP/綺麗なレタッチをするための下準備『裏テクニック』
こんにちは。
札幌を拠点とし活動中のレタッチャーNORD WORKSのオオタニです。
本日はレタッチをする前の下準備テクニックです。
みなさんよく人物や背景などをより美しくするためにレタッチをしていますよね。肌であればクスミやニキビ、シミ、シワをとり、美しい空や水中であればゴミや不要物を削除したり。
しかしそのままスタンプツールや修復パッチツールなんかでガシガシ作業していませんか?
じつはそれ元々の豊かなグラデーションをもった情報を壊している可能性があります。
実は素のデータでは見えにくい美しい階調が隠されていてこれが壊れると仕上がりにの美しさに差がでてくるのです。
そこでご紹介するのがこちら!!
レタッチ前のチェック用トーンカーブシリーズ。
この3つがあれば見えないものが見えてきます。
1.階調チェック用
トーンカーブをこのように波波にすることで目では確認しにくい階調の境界線が見えてきます。同じ階調エリアからスタンプポイントを拾うことで美しいグラデーションの階調を壊さぬようレタッチすることが可能になります。
波の数を増やすとさらに細かく階調の変化を見ることができます。
2.明るめトーンカーブで暗闇に潜んでいる見えないゴミを引き出す用
こちらは単純なトーンカーブの真ん中をグイっと持ち上げた明るめトーンカーブ。これで暗闇に潜んでいるゴミや不要な髪のなどが見えてきて、より丁寧に削除できますね。
3.暗めトーンカーブで白飛び気味のゴミを引き出す用
最後は先程の明るめの逆。
いままで気にならなかったゴミやシミをこの暗めトーンカーブで見える化します。これで光に隠された不要物も丁寧に削除できますね。
ということで基本この3つのトーンカーブでチェックしながらレタッチすると作業効率もあがり、またレタッチ漏れも防げるはずです。
この3つがワンクリックでできるアクションをつくっておくと、ものすごく便利ですよ。
是非おぼえてくださいね。
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