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放送局の初七日法要~FM PORTロスな1週間~

FM PORTが閉局・停波して早9日。初七日だったわけです。遅筆過ぎて全然間に合いませんでしたが。
冗談抜きで、母方の祖父・祖母が亡くなった時以来の喪失感でした。
そんなラジオ局の閉局で憔悴しきった1週間の話について少し書きたいと思います。 少しが信用ならない。

まずは、前回の記事に多数のアクセス、本当にありがとうございました。
確定では無いですが、中の人にも読んで頂けたようで、
趣味で適当に書く事しか出来ない身としてはありがたい限りです。

7月1日、前回の記事を上げた後、朝7時か8時だかそのくらいに寝ました。
32時間くらい起きてたんでしょうか。
そして翌日、午前10時過ぎに目が覚めて、結局そのまま寝られませんでした。
起きた瞬間、PORTの事が気になって…いやまぁ気にしてももう砂嵐でしか無いんですが。
何か新情報は無いか、Twitterの「#fmport」はどういうツイートがされているか…など。
結局二度寝を諦めて起きてTwitterとnoteとにらめっこ。
そしたら、Twitterの通知欄はともかく、noteのいいね数がとんでもない事になっており、何事だと。
俺自身がした「こういうnoteを書きました」というツイートは大したことなかったんですが、
2人の方のこのnoteのURL付きツイートが伸びてまして、
なるほど俺の力じゃないのかと合点が行きました。行くな。

…などとふざけて書いてますが、本当に喪失感が酷くて、
本当にTwitter見るだけの人になってました。
他の音楽を聴く気にもならず、まだ他局を聴く気にもなれず、PORTの録音は多分泣くし…。
そして、ある方のツイートが目に入る。
現行のFM PORT WEATHER、FM PORT TRAFFICのBGMの作曲者がその曲をYoutubeに上げて下さってまして。
それを聴いてまた泣きそうになるっていう。
あんなに何の気なしに聴いてた天気予報と交通情報なのに、それすら聴きたい…。

外出して蕎麦食って、家戻ってまたTwitter見て…。
夜が来ても状況は変わらず、彼女に「鬱すぎる、助けてくれ(要約)」と通話して何とか精神状態を保つ有様。
本当に休みもう一日取っておいて良かったです、真面目にこの状態では仕事出来ない。

翌日以降は出社。 通勤中にPORT聴いてたので、また堪えました。
結局、どの放送局を中心に…と言うのはなく点々としてました。
BSNの方がPORT難民を優しく包んでくれてるコメントが多かったので、
BSN聴いてる時間が一番長かったかもしれません。
試しに誰かFMトランスミッターで79.0MHzにして曲やら録音聴いてる人は居ないかと、
エアPORTをしてる人が居ないかと79.0MHzでずっと砂嵐を聴いて帰った事も。
精神に悪いのでお勧めしません。

さて、7/7。 PORT初七日。
燕三条のコミュニティFM・ラヂオは~とにて「金子と遠藤麻理のモーニングゲート」が放送。
頑張って起きてFM++にて聴いてました。

まず、オープニングは提供読みが含まれてる為か、燕三条系さとちん電波のまま。 『さとちん、9時だよー』(不在)。
それが終わった直後、例の曲と「No1choice、79.0 FM PORT、access、fmport.com、FAX No025-240-0079、FM PORT、MORNING GATE」のジングル。
そのまま!! すげぇ!! 79.0MHzじゃねぇし! fmport.comアクセスできねぇし!
まぁコミュニティFMの再送信でJ-WAVEのジングルで「81.3MHz」と流れるし、コールサインではないので法的な問題はないんでしょうけども。
あわよくば曲がそのままならいいなーくらいに思ってたんですが、まさかそのまま持って来てくれるとは。

いやこれマジで良く出来たなと思います。ああいうジングルとかって、CDに焼いてあるものなのか謎ですが、誰かしらが引き取ったという事ですよね。
破棄されてないの事に感激。 他の番組も再現しようと思えば再現できる環境にあればいいなとひそかに期待してます。

その他番組中のBGMやら、ハッピーニュースもそのままで感激。
その後はラヂオは~とにおける、開局時代の裏話など。
以下、名言など。

『ラヂオは~とは陰口ばっかり』
巻のしょったれ女と言ってた事に対して。

『いいねー22年も続いて』
コミュニティFMより先に潰れるとは誰が予想したでしょうか。

『この曲はエフ…ラヂオは~と…』
間違えますよね。 因みに後述する仁さんの新番組は流石に言い間違いしなかったです。期待されてたようですが。

『ここ閉局させないでくださいね、お願いだから、あんな思い二度としたくないんで』
ヘッドホンで停波の瞬間を聴いたのは、あのコールサイン読みをした麻理さんと松本愛さんだけなんでしょうね。笑ってはいましたが、多分本音だと思います。

『ジョンレノン、ジュラスガァイ』
局を超えてダサい曲紹介、三度。

『これが閉局する局と閉局しない局の違い、裏紙使ってる』
メールやアクセスが殺到しあっさりサーバーダウンしたそうな。

(さとちんに電話する)『危うく今電話番号言いそうになった』

『永遠の28歳、遠藤麻理の天敵、アマビエさとちんです』
10時からスタンバイしてたと言う、中途半端な化粧のさとちん。なんでしょうね、ゲストじゃなく局アナ(といっていいのか分かりませんが)同士のやり取りでこんな特別感生まれるのが不思議です。

『朝、さとちんになっていたら何をしたいですか』『死ぬ、死ぬ』
あっさり言いきる麻理さん。

『PORT終わってざまぁみろって思った』『ひっどい、地獄に落ちろ』
PORTも大概だったが、このコミュニティFMも大概っていう。

実に濃い2時間でした。
やってくれたラヂオは~とに感謝です。
そして、感謝しておいて言うのもアレなんですが、県域FM局とコミュニティFMのクオリティの違いもよく分かりました。
曲出しとか音量の上げ下げももしかすると金子君という方一人でやってたのでちょいちょいミスってるのも仕方ないですが、その辺りに差を感じました。
音圧っていうんですかね、これはFM++というネットでの聴取だったので語れませんが。

さて日付変わって7月8日、上記の翌日です。
FM新潟で新番組『JIN'S RADIO SHOW』がスタート。
前日に続いて懐かしい声が聴けただけでも満足なんですが、思ってた以上にBEAT COASTER路線踏襲してくれてて、よくFM新潟許したなって思いました。 曲はほぼフル、かかる曲もなんだかPORTテイスト、提供もそのまま持ってきたようでCM読みも本人な上『BEAT』や『港』といったワードが散りばめられてたり、至り尽せり。『関田さん、本間さん、おつかでした』もあり。 もうこうなってくると、FM新潟とか、コーナー名に使われたJOXU(FM新潟のコールサイン)等の言葉が違和感あるという不思議。FM新潟でやってるのに。
途中からはキャッチザミーニングを皮切りに、PORTというワードやBEAT COASTERというワードも解禁。 PORTリスナー感激。というか、FM新潟リスナー大丈夫?居る?って思いましたね。

そんなわけで、昨晩書ききれなくてダウンしたおかげで全く初七日に間に合いませんでしたが、お送りして参りました。少しと書いておいて3200字オーバーです。
彼女や実家の家族、Twitter「#fmport」で呟いている方々、YoutubeやTwitterにナビゲーター陣がアップした写真や動画、そして各局の放送…多くの方の協力で、ちょっとずつではありますが、マシになりつつあります。
PORTがなくてどれだけ悲しくても、喪失感があっても、また明日はやってきます。あまりにも何事もなかったかのように普通の街を見て嫌になりつつ、生きていくしかないんだなーと。 ここまでラジオというメディアというメディアと向き合ったのは初めてだと思いますし、最後にしたいですね。できれば何も考えず、いい意味で聞き流していたい。 心からそう思いました。

サポート頂けると、恵まれない大人にワクチン(リポD)を買ってあげる事が出来るので、気が向いたらよろしくお願いします。