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画面の向こうの綺麗な食事より美味しい本物を欲す

写真で見たものと目で見たものに違いがあることは、珍しい話じゃない。古い喫茶店やレストランの食品サンプルは、注文した品とは大きく異なることも少なくない。まあでも別にそれに文句を言う奴も見たことない。

現在我々の身近にある、食品サンプル的なものといえば、インスタや評価サイトの画像だろうか。いや勿論、画像は食品サンプルよりよっぽど現実に近いか。

少し話が逸れるが、最近は、僕らの世代で流行ってるインスタもちょっと落ち着いてきた気がする。友人も昔ほどアクティブに画像をアップロードしてない。インスタ全体を見ると、広告的な使われ方が広まってきていて、ユーザー的には関心のピークを超えたくらいなんだろうと思う。

よく広告で見る食事はとても美味しそうな素晴らしいモノに見える。でも実際に観に行けば大した見た目でもなければ、大した味わいもない、こともある。

個人がそれほどに優れた撮影技術を得た事は凄いことではある。しかし「美味しい食事に辿り着く」という点から考えると、この上なく面倒な事になった。

私たちは、情報をスマホからほとんど得ている。というよりは、そうする他ないからだ。美味しい店が載っている本を購入しても良いけれど、意外とネットを参考に作られた本は当てにならないことも多い。

まあ簡単に言えば、私たちは優れた情報源を持っていない。広告かどうか見分けのつかない投稿やオススメを元に食事やサービスを選ぶしかない。

これが1人で食事に行くだけなら別にいいのだけれど、記念日だったりとか、高価なサービスを受けたい時、すなわち「ハズレ」が許されない場合は非常に困ってしまう。

なんとか優れた、完璧な食べログみたいなサービスがあればいいのに。ちょっと敷居が高くなるけどミシュランって経験上わりと良い店を教えてくれる。この前の蕎麦屋はあんまりだったけど。






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