マガジンのカバー画像

菜園&リゾートライフ

62
菜園のあるWell-Being ライフを共に学び、考え、試してみたい方にお勧め。  掲載するコンテンツは、 ◆ リゾートで出来る「畑のあるライフスタイル」の実際を紹介     ◆… もっと読む
運営しているクリエイター

#試験栽培

いちごの在野研究センター@伊東・伊豆高原を目指して 第1回 2023年 夏イチゴ試験栽培のワークショップ開始      

〈経緯〉いとう・住もうPT(移住促進官民プロジェクトチーム)のワークショップとしてスタート。  伊東市のいとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)のワークショップとしてスタート。伊東市のいとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)と、ITO学びラボの活動と連携して、夏イチゴの試験栽培プロジェクト2023が同年4月に始動。 今回の夏イチゴ試験栽培2023は、いとう・住もうPTのワークショップの一環として企画され、伊豆新聞等を通じて参加者を募集。

いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原 第3回 家庭園芸/屋外プランター栽培でも、収穫は期待以上の成果

伊東・伊豆高原で、夏イチゴの家庭園芸コミュニティづくりに弾み 屋外プランターによる試験栽培の目的は、ビニールハウス無しでの家庭菜園モデル(自給的農含む)の栽培検証 ビニールハウス環境を設営せず、屋外プランターの試験栽培を計画した背景は、以下の通り。 ・伊東市・伊豆高原は、4月-10月は、夏いちご栽培の適合温度帯にあり、雨よけ環境を考慮すれば、屋外プランターで一定程度の収穫生産性が実証出来れば、伊東・伊豆高原というリゾート地では、夏イチゴが自給農・副業的農の新しい地域目玉

『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』連載コラム 第1回 めざす早期リタイア

いとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)の山本座長に 『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』と題して、連載コラムをお願いしましたが、いよいよ以下の通り第一回が始まりました。 連載コラム第1回 めざす早期リタイア 1978年、当時32歳、米国のフィラデルフィアに滞在中に、米国人の同僚たちが夕方5時には家に帰り、ガーデニングや家屋の増改築など本格的なDIYを楽しみ、夜8時に家族がみなそろって食事をする。しかも50歳でリタイアすることを目標にしているのを身近に見ま

夏イチゴ試験栽培2023 4月観察の特筆事項 @ビニールハウス栽培(高設ベット)

4月の夏イチゴ苗の生殖成長は想定より早く推移 4月中旬のビニールハウスの内部の温度は午前10時には30度を超える。株の栄養成長も、花房出現/出蕾/開花/着果の展開の生殖成長も旺盛な動き。 花房の生殖成長: 4月中旬に花房1本以上がほぼ出揃う 4月16日時点(定植後24日)で、発泡スチロールベット方式の高設栽培システム、東北の農業関係研究所が推奨するハンモック方式の高設栽培システムのいずれも、出蕾はほぼ全て出揃い、8割程度が花房化展開が進んでいた。 高設ベットの方式によ

アジア農業専門家が、「生育データから夏イチゴ栽培の課題を読み解く」試験栽培の参加動機

菜園&リゾートライフ編集部では、夏イチゴ試験栽培2023にご参加された渡辺哲氏に屋外プランター栽培の生育・収穫データを共有頂き、夏イチゴ栽培の魅力と課題を読み解く連載コラムを開始しました。第1回コラムでは、渡辺哲氏の農業関連のご経験と、夏イチゴ試験栽培へのご参加の動機などをお聞きしました。 アジアでの農業支援の仕事は、新しい栽培技術への挑戦の連続 渡辺哲氏へのインタビュー国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊で、野菜栽培専門家としてフィリピンの地方都市で栽培技術の普及活

夏イチゴ試験栽培2023 準備② 栽培環境の選択肢を考える

伊東・伊豆高原の地域特性から、家庭菜園、副業型就農のための栽培環境・方法を考えた。 参照試験データが豊富なトマト、イチゴ等の施設園芸産品 いちごは果菜類の中で出荷金額では、トマトに次いで2番目に大きな農産品である。 1990年代から、自治体・JA等で品種開発が進み、各自治体(県単位が多い)が、差異化のために独自品種を商品化し、自治体内のいちご生産者に「栽培ガイドライン」資料と共に、営農指導・産地ブランド強化を図っている。  静岡県では、「紅ほっぺ」の特性と栽培技術 ~試

『アジア農業事業の専門家が、家庭菜園で生育データから、夏イチゴ栽培の魅力と課題を読み解く』コラム掲載開始

アジアの農業事業に長年従事された渡辺哲氏に、「家庭菜園で生育データから夏イチゴ栽培の魅力と課題を読み解く」のコラム執筆をお願いしました。 コラム執筆者の渡辺哲氏のプロフィール アジアの農業事業については、栽培・経営計画づくり、関連研修が主なお仕事でしたが、 伊豆高原に移住し、野菜作りのセカンドライフを始められました。コラム執筆者の渡辺哲氏のプロフィールをご紹介します。 大学で農学専攻、海外の農業プロジェクトの仕事を目指す。 1953年横浜市出身。幼い時より生き物、特に植物

四季折々マイガーデンからの贈り物⑤ 薔薇のジャム🌹

コラムニスト Ms. Dancingdoll 毎年5月に開催されるオープンガーデン。自宅の庭を開放して訪れたゲストたちにはその場で葉を摘んで香り豊かなハーブティーでもてなす。私も常連の1人。 その友人から庭で咲いた薔薇から作った薔薇ジャムが届いた。蓋を開けると馥郁としたかほりが食卓に広がる。 焼き上がったばかりのフォカッチャにクリームチーズと一緒にたっぷりつけていただく。とっておきのパンのための紅茶の封を切って香りたつミルクティーと共に香りの二重奏に包まれた幸せな週末の朝

Farm to Table : リゾート地で農園・パティシエ・スイーツ店舗・宿泊施設・食卓を繋ぐ「芳醇な食のバリューチェーン作り」

夏イチゴ試験栽培2023 で挑戦したいこと Farm to Table: リゾート地内での食のバリューチェーン作り 農園で収穫された農産品は、様々なフードバリューチェーン(生産・加工・流通・小売)を介して、食品・料理という形でわれわれに提供されます。フードバリューチェーンは、Farm to Table: 農園から食卓までの食の価値の流れを指しますが、以下の2つの役割を担っています。 ・ 食料安定供給のための『大きなフードバリューチェーン』 過去20年以上にわたり、国内の食

『夏イチゴ、試験栽培データから見えて来た栽培管理の課題』

記事執筆中

夏イチゴの学び タルト試食会

松原八幡神社(伊東市)では、ITOまなびラボ参加者のために、夏イチゴの試験栽培の環境をつくり、小学生を中心とする参加者の夏イチゴの栽培観察と、夏イチゴ・スイーツの食育を体験。 記事準備中

8月に台風上陸、備えよ常に!体験談

念のため、計画通りの台風対策を上陸予測の5日前に始める! 台風が近づいて、風雨が強くなってから台風対策の作業をやるのは危険で、パニックになる恐れがありますので、台風上陸の5日前に対策をはじめました。  赤外線反射の機能シートを外す 盛夏の暑さ対策のため、囲いのビニールシートの上に、赤外線反射の機能シートを張っていましたが、取り合えず、このシートを外す。 ビニールハウスの囲いのシートの留め具(スプリング)を所々外す ビニールシートは、留め具(スプリング)、パッカー、ワイヤ

ビニールハウスと台風対策

東海・関東地方、毎年台風が上陸する前提の台風対策が必要 ビニールハウスには、鉄骨構造、パイプ構造の2つがあります。台風上陸・暴風雨で、ビニールハウスが倒壊しているがニュースで映し出されています。暴風耐性としては鉄骨構造の方が強度が高いとされていますが、パイプ構造でも、一定の暴風耐性を保証するパイプハウスも作られています。 いずれにせよ、毎年台風が上陸するつもりで台風対策の準備が必要です。 台風対策として事前に計画できること 小さな菜園@リゾートで、簡易ビニールハウスを作