クレカ多重ブラックの限界が分からない。
審査はブラックボックス、分からなくて当然。
以前に社会的信用に関する記事を創っているため、主張したいことは11ヶ月前と何ら変わらない。しかし、人間というのは不思議なもので、年度を跨いだ瞬間に、ハイステータスカードを除いて、何も気にすることなくクレジットカードの審査がすんなり通る状態ではなくなると思うと、どうせ年会費が永年無料なのだから、あれもこれも発行しておこうかと考えがちである。
社畜からドロップアウトするのが目前に迫る昨今に至るまで、見向きもしなかったのだから、本質的には別に無くても困らない類のカードであるが、心配性と言うべきか、定職に就いている時に発行しておけばと、後悔する可能性が少しでもあるなら、念のため発行しておこうと保守的になるものである。
しかし、高卒で社会に出てからの人生史上、必要に迫られて多重申込みをしたことなどないため、どこまでセーフなのか判断しかねる。
月に2枚が無難とか、半年空けるとか、半年間に合計○枚までいけるなどなど。ポイ活民それぞれの経験に基づく基準がブログで綴られているものの、そもそも審査がブラックボックスなのだから、分からなくて当然ではあるが。
エポスカードのゴールドインビ予告が2月頭に届き、2週間〜1ヶ月半ほどお待ちくださいとあるから、遅くとも今月中旬までに届くはずで、これで1枚目の審査だと考えると、実質的に新規で発行できるのは1枚だけと思うべきなのだろう。
当事者としてアドバイスになるかは分からないが、早期退職前にクレジットカードを何枚か作りたいのであれば、半年以上前から計画的に発行しておいた方が、私のように直前に多重ブラックの心配をせずに済む。
クレジットカード発行は大学生のうちに。
とはいえ現状、主要3ブランドのカードを2枚ずつ、計6枚保有しており、キャッシュカードのVISAデビット機能まで合わせたら、もはや飽和状態と表現しても差し支えないだろう。
キャッシングの利用枠を全て潰しているとはいえ、ショッピング利用枠の合計だけで年収とイコールになるのだから、これ以上枚数を増やしても仕方がないと内心思うが、この際、念のため発行しておきたいカードがエポスのインビを除いて2枚ほど浮上した。
作戦として、どうしても発行しておきたい一方だけは、確実に審査が通る今年度中に抑えておき、最悪審査落ちしても構わないもう一方は、審査ブラックにならないよう、退職後に怖いもの見たさで試そうと思う。
というのも、私は社会人学生故に、早期退職によって来年度から職業欄が大学生になる珍現象が発生するため、無職よりも若干ではあるが社会的地位が高い。
そのため、今回発行を見送る予定のカードの、加入条件である電話連絡が可能な18歳以上の条件は満たしていることから、審査ブラックとなるリスクと、発行してもサブ用途で使うかも分からない限定的なリターンを天秤にかけると、リスクに見合うだけのリターンは得られないと、いかにも投資家っぽいジャッジに至った。
成人していて、かつ本人に所得がなくても社会通念上、許容されているのは学生と専業主婦(夫)くらいなものだが、世間の専業主夫の風当たりの強さを考えると、起業やニートなど、学校を出た直後に社会に出る道を選ばない我の強い男性ほど、大学生のうちにクレジットカードを発行しておいた方が無難だとつくづく思う。
相手の立場になって考える。
そんな学生の立場を、20代とはいえ一度社会に出た、資金力のある奴が旨みのある部分だけチューチュー吸っているのだからタチが悪い。
そんなゲス野郎が今考えているのは、年齢制限に抵触せず、条件が合致さえすれば、敢えて学生カードを発行して、卒業後に一般カードに切り替えた方が、たとえ同じ無職でも、定職に就かずフラフラしているよく分からない人よりは審査が通りやすそうな気がする。
これはカード発行会社の立場で考えてみれば分かる話で、例えば航空系クレジットカードは、一般的に年会費が有料かつ、マイルを貯めやすくするためのオプションも有料で提供して、それが収入源となっている。
肝心のマイルも太客でない限り、3年の期限があるが、学生カードだとこれらが在学中に限りマイルは無期限で貯められるだけでなく、年会費やオプションも無料で利用することができる。
これだけ椀飯振る舞いをしても、大多数が大学卒業後に端数のマイルが勿体無いからと、一般カードに切り替えて貰えれば、今後、数十年に渡って年会費やオプション料の収入が見込める。
最初に出血大サービスで集客しても、LTV(Life Time Value)を鑑みれば、下手に広告を打つよりも高い費用対効果が期待できるのは、携帯キャリアの過度なMNP競争の構図からも明らかである。
裏を返せば、うまみのある学生カードだけ都合よく使われるのが、最も割に合わない。それを踏まえると、卒業後に無職だからとカード会社が審査を通さず、初期投資した顧客をみすみす逃したりするとは思えない。
悪用は厳禁だが、こうして相手の立場になって考えることで、意図や思惑を浮き彫りにできるようになると、騙されることも少なくなる。ずるいことを知っている位が、身を守るためにはちょうど良い。
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