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ライターになりたいのっ!!(その2)

ライターになりたいのっ!マジでそうなの!

 資格もスキルも持たぬ者には武器がもうこれしかない、言葉だ。

 設備や資金がなくても売りつけられるものといったら言葉しかない。散々このノートで金を稼ぐつもりはないと書いてきたが、そりゃあ狙っていたさ、ライティングスキルの上昇を。人が何か行動を起こすときに野心がゼロなんて事はない。2010年代の大学生みたいな言い方をすればワンチャンを狙ってたんだ。

 私は会社に属したくない。縛られたくない、縛りたくない。最小限で好き勝手に暮らし、ゆとりのあるところからお金をちょいちょいとつまんで生きていきたいのだ。

 やろうと思えば何とか実現可能ではある。なぜなら私は身軽だからだ。子供もいなければ配偶者もいない。守るべきものがない、強いて言うなら今後親が介護などの支援を必要とした時くらいだろうか?そして幸運なことに住所もある。最低限の生活資金さえあれば生存すること自体は可能なんだ。家や車のローンや娘息子の教育費などで縛られない。

 今はなぜかサラリーをもらうことで拘束されているが、よくよく考え直してみれば私は金銭面の鎖には繋がれていない。そして、新卒で入って今まで縛られていたため貯金もそこそこある。私には“交際費”という支出が存在しないからだ。それは言い過ぎにしてもめっちゃ少ない。

 だからひとまず再来年、30歳ぐらいになる頃には自由に好き勝手に振る舞ってみたいのだ。「20代に好き勝手に放浪して30代で真面目に身を固める」と言うドラマとかでよく聞くキャラ設定の逆のことをやる。私の職場は鬼のように人不足なので辞められるかは心配だが、それは感情的な話だ。法律的には別に明日からでも退職できるし、そもそも本気で脱出したければ走って逃げればいいだけ。

 そんなことを考えているときに頭に浮かぶ。今のうちにしょぼくても銭を稼ぐ手段を持っておきたいと。小銭でも問題は無い、今すぐ数百万、数千万の現金を用意する必要はないのだから。一攫千金を狙う必要が全くない。書いた文字で金銭が発生すればそれで良い。0と1は大きく異なる。

 そうすると手段として浮かぶのがライター業なのだ。理由は簡単、ただの消去法だ。続けているものが、積み上げてきたものがこれしかない。ただそれだけ。ここまで大体9ヶ月、ちょくちょくサボりつつも更新を続けてきた。とりあえずわかったのは、内容は別としてテキストを生み出すこと自体は、私にとって大して苦行ではないことだ。

 1月1日から今日まで大体1000から2000文字くらいの記事を230程度投稿してきた。全部の記事が仮に1000文字として単純計算すると1000*230で23文字、一般的な単行本2冊分。もちろん出版するようなクオリティーではないんだけどね。また、書いてある内容は全て私の意見か私が調べてきたものだ。他所のインフルエンサー的な存在からコピペしてきたような記事は1つもない。“レビュー”という記事の特性上、根本にあるものは他人の意見や作品だが、伝える手段は自分の頭からひねり出した言葉であるつもりだ。

 これまでの活動ほじくり返して何が言いたいのかというと、ただひとつ。これを通して書き物に対するスタミナがついてきているということだ。これに関しては間違いない。

 書いてある内容に関しては自分では評価ができないが、書いた文字数や投稿した数に関してなら客観的な判断が下せる。(内容に関してはフォロワー数やスキである程度わかるけどね、まだまだ全然ってところだ)これはビギナーにしては悪くないんじゃないの? 続ければ芽が出る気がする、スタートラインに立てる気がする。楽観的すぎるかもしれないが、そんぐらいの勢いを持っておきたい。今のところコレしかねえんだもん。

 AIの発展も著しく、文章を書く仕事なんかすぐに需要がなくなるかも知れない。それは仕方がないこと。けれど今のところは日本語の面倒くささが功を奏してか、完璧に人間の生み出した文章を再現できていない。そして「どんな文章を書くべきか」に関してはまだAIは考えられない(よね?どうなんだろ?できたら怖いよ)はずだ。ギリギリ滑り込める。

 また、別になくなったらなくなったで構わない。そもそも書くことに対してプライドも執着もないんだから。実家の近所にはコンビニもスーパーも工場もたくさんある。日銭を稼ぐと思えばどうとでもなるはずだ。ロボットより人間の方が安いんだから。

 だからひとまず、今やってることを何かに結びつけるような、そんなことをする。スタミナだけは鍛えたので完全未経験な新人の中ではマシな方であるはずだ。そうあってくれ!だから今はライターになりたいのっ!!

 おしまい

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