夏終わる

気がついたら夏が終わってしまう。

私は夏以外に生きたくはない。夏こそが私の人生で、それ以外は夏のための準備期間や助走期間だ。夏の量が足りない、絶対的に不足している、冬が長すぎるのだ。

夏が1番生きている感じがする。かなりふわっとした言い方だが、今の私の実力ではそうとしか言い表せない。

景色が緑色で素敵だ。道を走っていて、青々とした睡蓮が目に入るだけでなんだか泣きそうになる。別に極端な自然信仰とか、田舎信仰ってわけではないよ。水田だって結局人間が管理している人工物だしね。

　今日朝起きたとき、涼しかった。もう終わりか。もう夏ではなくなってしまうのか。

　次の夏まで丸一年耐えなくてはならないのか。これから空気が寒く、空も暗くなっていくと思うと気分も暗くなる。花粉も飛ぶし。

　一般的に過ごしやすいと呼ばれる秋だが、最近は普通に寒い。また出かけるときに適切な上着を選択する日々が始まってしまう。とは言えクーラーが苦手なので夏には薄い上着は常備しているのだが、かさばり方がちゃいますよ、かさばり方が。

　大変だなぁ、トイレの扉のフックに掛けるのとか、仕方ないことだけれどちょっと嫌悪感があるんだよなあ。そもそも頻繁に洗えないのが辛いよ。

　楽しみにできることといったら、紅葉とかきのこぐらいかな。でも紅葉のシーズンてクソ短いんだよなぁ。

　すぐに葉っぱが散って、裸の木になっちゃう。あぁ、気になっちゃう。

　あーきになっちゃう。

　（なかなか度胸あるでしょ😁）