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夜に駆けない

 おそらく俺は20代の中では睡眠時間がかなり長いほうだ。

 最低7は確保する。理想は7.5から8、用事がなければ10時間以上は何の苦もなく寝ている。いや違う、起きられない

 仕事が用事がある日は目覚ましを特に使うでもなく自力で起きられる。というか勝手に目が覚める。憂鬱だ。一応アラームはかけるんだけどね、社畜マインドが遅刻を許さないのだ。

 で、フルに自分の時間を楽しみたい休日にはそれが機能しない、何故よ😢

 話が逸れたな。

 俺は昔から多く寝るタイプだったかというと、特にそういうわけではない。埼玉や東京に住んでいた学生時代は2時とか3時の就寝だったと思う(そして当然のように遅刻していた)。夜に街をぶらぶらしていたからだ。つまり、この習慣は社会人になってからなのだろうか。いや違うな、長野県に引っ越してからだ

 そう、俺は今の会社に入社して1年目は浦和に住んでいた。その時は普通に夜にうろうろしていたのだ。大宮や池袋が近かったからね。楽しかったなあ。サムネイルは江南区だが、旅行でそこに泊まった時は毎日深夜にうろうろしていた。だから原因は俺というより環境だ。

 松本には大宮も池袋もカンナムもない。

 徒歩ではどこにもいけない。

 公共交通機関が貧弱だからだ。9時には終わるし、あったとしても1時間に1本だ。そりゃそうさ、主要都市圏以外は車社会、バスや電車なんて誰も使わん。

 飲食店や本屋は8時に終わるし、あまり行かないけど飲み屋は徒歩で行ける場所にない。必然的に車が必要になるが、飲んだら乗れるわけない。

 だから、必然的に家にいる。会う友達もおらんし。

 仕事が終わったら誰とも会話をしない。休みの日もしない。

 だからネットを見て明日の仕事に備えて寝るだけのナイトライフなのだ。健康だが健全なのだろうか?

 はあ。

 とはいえね、これは2年前まで俺の話だ。最近はマシになったよ。

 目標や信念のようなものを持つようになったからね、そんなかっこいい言葉よりもっとふわっとした緩いものだけどね。

 与えられた時間を自分のために有効活用したいという意思が(今更)芽生えたのだ。本を読むようになったし、勉強をするようになった。図書館にもよく通う。色々読むよ。これまでは歴史や宗教が興味の対象だったが、最近は語学と金融だな。目移りするタイプなのでコレからも興味の対象はぐるぐる回ることだろう。非常に楽しい。

 それにアウトプットもなるべくするようになった。例えばここ。更新はまばらだが、なんだかんだで2年以上続いている。やはり自分の意見をまとまった文章に残すという行為は有意義だ。読まれるかは別にして、雑多な思考が可視化されることによって、自分を客観視できる。非常に楽しい。

 非常に癪だが俺のアパートが刺激たっぷりの池袋やカンナムにあったら本に興味は向きづらいだろう。最寄りのローソンが9時に終わる松本市に住んでいるからこその変化だと思っている。

 ずっと居続ける気はねえけどな。

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