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チミの声を聞かせて

 音声入力は最高だ!私の望みを叶えてくれる。

 音声入力煩わしいタイピングやタップ入力から解放し、どんな長文でもあっという間に仕上げてくれる。時間がない時でも休憩中や信号待ちの隙間時間にマイクに囁けば形にしてくれる万能の願望器だ。もはやアタイはドラゴンボールや聖杯を手にしたようなものである。

ご年配って書きたかったのにボロ負けじゃねえか

 ……ええ、まぁ。色々修正は必要ではあるが記事の草案を書くには適していると思うのよ。一から書いた方が早くね?というのは受け付けません。普通のやり方に飽きたから刺激を求めているだけなので。

 人というものは少し許してしまうとそのままズルズルと進んでしまうものだ。音声入力をしながら思ってしまったんだ。

 「あれ?コレってそのまま音声を投稿すりゃ良いんじゃない?」

 なんてね。そこで試しにやってみたんだ。話すネタがないから過去の記事を音読してみたのよ。


 ……いやムリーーー!!!😭

 一発録りで修正効かないなんて聞いてないよ!!噛んだら終わりじゃん💢私は4桁以上の数字は発音できない、絶対しどろもどろになる。

 そして立ちはだかる高い高いハードル。山田勝己の生涯の宿敵「そりたつ壁」に匹敵する難易度を誇る苦難。それは録音した自分の声気持ち悪すぎる問題だ。

 たぶんあるあるだと思う。骨伝導だがなんだかの違いで普段自覚している声と他人が聞いている声にズレがあるという話だ。知識として知っている。


 でもキモーーーーー🙄


 たぶんあるあるだと思う。しかし私はこういうのに耐性がある方だと自覚していた。なぜなら録音した自分の声をある程度知っている。学生時代ヒトカラを自分で録音して復習していたからだ。(なんて寂しい奴なんだ)だから初めて録音した人よりは慣れているハズ。


 でもキモーーーーーー😨


 たぶんあるあるだと思う。顔とかスタイルが原則不問なのにキラキラ輝く声優という職業に憧れて「あ、これアタイにもできるかも😍」なんて気持ちを抱え、録音した自分の声に絶望する経験は(暗い青春を送った君たちの)誰にだってある。私は今その段階だ。

 せめて音声の切り貼りくらいはさせてくれよ、、、


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