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“そんなことないよ”って何回言ってあげられるのかな?

 自虐はムカつく、本当にウザい。ひとりで”れんらくノート”にでも書いてりゃ良いものを大抵は人の目があるところでしか披露されない。

 自虐はムカつく、本当にウザい。この手のネタを受ける側はスルーすることを許されない。自虐ネタというものは、リターンが「そんなことないよ」であることを前提にして投げ出されるサーブであるからだ。コーナーポストからリング外に向かって放たれるフライングボディープレスは避けてはならないのだ。自ら食らいにいかなくては、相手も観客も怪我してしまうから。相手が自虐を放ってきたら、適切に「そんなことないよ」で処理をしないと相手は傷つくし、周りには酷いやつだと思われてしまう。

 寝る前の妄想といえば、好みの異性とのイチャラブだったり、学校に攻めてきたテロリストを撃退!気になるあの子をゲットだぜ!だったりパッとしない存在だったのが文化祭ライブで大活躍!一躍クラスの人気者!!だったり、さっきからなんで学校ネタばっかりなの?だったり色々あるが、一番気持ちがいいのは、相手が振ってきた自虐を全肯定することだ。「わたしって〜だし、〜もダメで……」ってのを「その通りだね!自己分析よくできてるじゃん😊」的なニュアンスで返すのが将来の夢です。相手はその場でも少し傷つくだろうし、シャワーを浴びているときや、寝る前になどにもたまに思い出すだろう。おいしいものや楽しいことに触れている時に、頭に浮かんできてくれれば相手の幸せな時間を傷モノにできる。100点の充実感を98点に削り取れる。

 なんてことを考えていたんだけど、これを実行してわたしが得るものはなんだろう。たぶんスカッともしないと思う。当然罪悪感があるからだ。不快な思いをして欲しいほど嫌いな人は今のところいないし。なのに何故こんな妄想をしているかというと、あり得たかもしれない小さな罪悪とそれにともなう背徳感にゾクゾクしているのだろう。ようはマゾなのかも。

 「そんなことないよ」で返すことにコストはほぼかからない、ちょっとうんざりするだけだろう。「そんなことないよ」の8文字を発音するために、ほんのちょっと喉や肺に負担がかかるだけ。そんだけで相手が満足するなら、もはやそれで良くないか?というのが最近の考え方だ。よく考えたら、そんなの別に許しちゃえばいいや。

 こういう気づきの繰り返しで棘は抜かれ、つまらない大人になっていくんだろーね。

Forgiveness, can you imagine?
『It's Quiet Uptown』from “Hamilton”



 ということで、当投稿をもって50日連続更新達成です。もっとポジティブなのでもよかったんですが暗めの長いツイートみたいな記事になっちゃいました。まぁ別にこんな記録に価値なんかないしね!どれもこれも読むに耐えない駄文ばっかりだし!!! どの記事も他人の作品をダシに好き勝手書いて最後にハイブリッド肉体改造法のリンクを貼るだけだし!!

「そんなことないよ」をおくれ😭

 最後に引用した歌詞は、ブロードウェイミュージカルである『Hamilton』で一番好きな曲からのワンフレーズです。そもそもnoteというか文章の投稿をはじめたのって、このミュージカルの影響なので後で紹介したいですね。(それを記事にすりゃあ良かったじゃん!!!)

おしまい

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