ペーパーレス
意外と知られていない事実だが、ファックスの語源とはずばりFU*Kの複数形だ。
このネーミングは、メッセージを送るにしても返すにしても両陣営へ紙ばっかりジャカジャカ吐き出す悪魔のカラクリ箱にはうってつけだと思う。
名は体を表すとはまさしくこのことだ。
こちらに吐き出された紙をチェック
↓
得意先から「届きましたか?」の電話
↓
用件を書いて「御中と様」を入れ替えて送り返す。
↓
送り先へ「送りますよ」の電話
こんなまどろっこしい工程を踏んで交換できる情報は「発注個数を変更します」とか「商品の色を変えます」とかその程度だ。たったこれだけのために4枚の紙と2通の電話が消費される。
そう、ファックスは送ると分裂するのだ。そりゃあ〇〇が語源だからね、繁殖したのかな? 左上に(再)とか印をつけて送り合うたびに傷つけられたプラナリアのごとくジャンジャカその数を増やしてゆくのだ。
はぁ、ペーパーレスが待ち遠しいぜ。
……と思ったんだが、
ペーパーレスを導入した得意先の仕事ぶりをみて戦慄が走る。
おい、、、!? 嘘だろ、、、!?
こいつら、ファックスをスキャンしてPDF化してメールでやりとりしてやがる!!!
やりとりしたPDFを再度印刷してファックスで流してやがる。
なんだこの工程。あまりに煩雑すぎて、スマートに文章で描写できねえ。
ファックスの隙間に「パソコンカタカタ」が挿入されただけじゃねーか(T ^ T)
ああ、そうだ。日本社会はしばらくはこの呪縛を解くことはできないようだ。
まさしくFU*Kなんだね。
※語源はもちろん嘘ですよ。
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