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雪に気をつけて

 2/25日夜、松本市ではまたしても雪が降り始めた。

 先週は暖かかったじゃん? 春がチラ見せしてたじゃん。先走ってたじゃん? どこ行ったの?

 私は今月の頭には雪に関するイヤーな記憶が一つ増えてしまったんだ。詳しくは前々回の記事を見てくれ。

 読んだね?

 うん。というわけで、出だしからから私の希望は雪に打ち砕かれたわけだが、あの時は全体で見れば大雪の被害は少なく済んだんじゃないかと思っている。翌日あたりには物流も復帰してたし甚大な交通事故等も聞いてないしね。

 しかしそんな状況下、長野県においては人前で

 😃「雪が少なくてよかったですね。」

 と発言するのはシチュエーションによってはちょっと危険だったりする。

 今日はそんな話をしてみよう。

 積雪が中途半端に多い長野県においては、君たちの住んでいるMINATOKUとかSETAGAYAとは異なる人種の人がいる。それは、"雪で食ってる人間 "たちのことだ。

 ……?

 あ、違うからね。雪を食ってる人じゃないよ。うん、別に止めないけど雪って大気中の塵とか含んで汚ねえらしいからおすすめはしない。

 "雪で食ってる人間"というのは、すなわち、積雪が収入源の人たちのことだ。

 パッと見でわかりやすいのはアレだ、スキーやスノボ等のゲレンデを経営している人たちだろう。またそれに付随して、それらウィンタースポーツ客を想定した商売の人々だ。旅館やホテルのような宿泊施設や飲食店がその一例だろうね、あとはレンタルやメンテ業者とかツアーを手配する人だったり、冬の特需ありきの立地の商店なんかもそうだと思う。

 彼らは雪が降ってくれないと困る人々だ。世知辛いこのご時世、一年でも飯のタネが途絶えると死活問題だろう。聞いた話だが、長野オリンピックの時は開催日の直前まで積雪に恵まれず、わざわざ新潟あたりから雪を輸送しよう!なんて狂気の案も検討されたのだとか。(結局降った)

 それ以外に興味深いのが除雪車だ。

https://answers.khi.co.jp/ja/mobility/20191031j-01/

 この黄色いビックリドッキリメカが早朝にズババババーーーッと雪を路肩に押し除ける姿は雪国で定番の光景だが、これ、誰が操縦してるか知ってる?

 実は冬が閑散期で工事の出来ない土木や建築の業者が乗っているんだ。

 このおっさんたちはシーズン毎にめっちゃ高い金を出して除雪車をレンタルするのだ。そして雪が降ると出動して収入を得る。すなわち降らないとレンタル代金がまるまる損失となるのだ。oh,,,

 まあそんな自分と関係ない業界の話は知らんがな😜と思う人もいるかもしれないが、長野県においてはどこにいるかわからない。例えばその場にいる人の家族だったり親戚や友人が雪が降ることを願っているのかもしれないのだ。もしかしたらその人の子供が雪だるまを作るのを楽しみにしているかもしれないしね。

 神経質になりすぎる必要は勿論ないが、自分と関係ない立場を想像することで見えてくる世界は広がっていくって話だよね。

 でも雪はもう勘弁な!!!

 予報が怪しいなあ🌨🌨

 どうよ今晩?

 多くてもダメ、少なくてもダメな厄介者ではあるけれど、カーテンを開ける翌朝まで、心身と降り積もる今夜くらいはこんなロマンチックな歌謡ロックが鳴っててもいいじゃない。

 この曲はアレキサンドロスの他のラインナップとは毛色が少々違うけれど、人気あるようだしいいんじゃね?⛄️

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