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しくじり先生 〜新米プロダクトマネージャー編〜

概要

未経験からプロダクトマネージャー(以下PM)になった自分がこの半年間にやらかした失敗談をまとめた記事です。
これからPMに挑戦する人の参考になり同じ過ちを犯す人が少しでも減れば嬉しいです。

自己紹介

非エンジニア・デザイナーからPMにジョブチェンジした社会人4年目。
趣味でアプリをリリースしていることもあり、開発側の知識はエンジニアとの会話に苦労しない程度にはあります。

経歴

  • 1社目:toC向けサービスの事業企画(2年間)

  • 2社目:toB向けSaaSのカスタマーサクセス(1年間)

  • 3社目:toB向けSaaSのプロダクトマネージャー(半年)←今ここ!

弊社ではプロダクトの機能ごとにPMを配置しており、自分も1機能のPMを担当しています。

新米PMのやらかし集

以下、主なやらかしを紹介していきます。

「決断」に固執し「相談」ができなかった

PMはプロダクトの全知全能の神であるべき、周りからもそう思われないといけないと思いこんでいました。

そうなると悩みや不明点があったとしても「PMなのにこんなこと聞くの?、わからないの?、判断ができないの?」と思われるのではないかという被害妄想を抱き、相談を躊躇していまいした。
結果、何も進まず事態が悪化or進捗が生まれない状況に。。。

※もちろん、会社やメンバーは常に快く助けてくれる最高のチームです。
いつもありがとうございます🙏

1on1でこの思考を指摘され、そこから考えがガラッと変わりました。

  • PMはそれぞれの領域のプロフェッショナルの知見・スキルを集約することで判断できる状況を作り出す存在

  • ユーザーの課題解決を第一に考える。
    くだらないプライドや考えは捨て、必要なことはがむしゃらにやる・周囲を巻き込む。

具体性があるようでないペラペラなユーザー像を作り上げる

最初は「このユーザーの課題はこういう機能があれば解決する」と考えてたはずが、気づけば「この機能を使ってくれるのはこういうユーザーだ」と都合の良いユーザー像を作り上げていました。

そういったユーザー像は一見、具体性があるようで何も分からないペラペラなものですし、存在しません。
ユーザー像は常にクリアに、N=1まで絞り超具体で語れるようにするためにもとにかくインタビューを重ねるようになりました。

Howが先行し、Howに固執する

僕:「これをやります!」
周り:「これって誰の何の課題を解決するんですか?」
僕:「それはですね!…なんだっけ?」

機能・施策を考えるのが楽しくなり、気づけばユーザーの存在を忘れていました。
こういった考えの機能・施策は誰の課題も解決しない自己満足なものになり、死にゆく機能・プロダクトを生み出します。

Why中心の視点(解くべきユーザーの課題は何か?)を常に忘れないためにも定期的なインタビューが必須だと感じ、今は毎月最低1回はインタビューを行い自分のユーザー像を常にアップデートするように心がけています。

表面上の解決に満足し本質を見失った

特に突発的な問題、障害が起こった際の話。
その瞬間の問題だけを解決する対応になってしまい根本解決に至らないケースがありました。

これもHow(どうやって解決するのか?)から考えてしまったことが最大の原因で、Why(問題の根本原因)から考える必要があったと振り返って思います。

視野が問題解決だけに狭まり影響範囲を考慮できなかった

こちらも突発的な問題、障害が起こった際の話。
視野が自分が担当している領域だけになり、他機能・ユーザーへの影響を考えられていませんでした。

これはユーザー視点が足りてないに尽きると思います。
「ユーザーが今プロダクトに対してどのような感情を抱いているのか?」「この対応でユーザーはどう反応するのか?」を考えるべきだと反省しています。

この経験から担当機能だけでなく、その他機能、マーケ施策で何を行なっているのか、問い合わせは何がきているのか、最近の告知などを網羅的に把握して咀嚼するようになりました。

まとめ:実践あるのみ、本気でユーザーの課題に向き合ってPM自身が自分のPDCAを高速で回そう

上記のやらかしや学びはPMになる前に本やネットで情報を得て分かった気になっていたものばかりでした。
ただ、やはり知ってるとできるの差はとんでもなくありました。
PMなりたての自分に1つ伝えるとすれば、「本気でユーザーの課題と向き合ってるか?を常に考え、いらぬプライドを捨てて周りを使いまくれ!」です。

  • ユーザーの課題(Why)に向きあう

  • PMだからといらぬプライドを持ってしまい周りにヘルプを求め、学びを高速で吸収する

この2つができていれば防げたものばかりであり、だからこそ今はここができるような取り組みを考え試行錯誤をしています。(ここの取り組みの話は別の機会があれば)

以上となります。
皆さんの失敗談も良ければ教えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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