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食品通販で成功する方法

『食品メーカーを経営しています。以前、広告代理店からの提案で広告を出しました。特別価格だったこともあって、たくさんお申し込みをいただいたのですが利益が出ませんでした。代理店にいわれるままに安くし過ぎたのがいけなかったのでしょうか?騙された気分です』
という質問をいただいています。

このての話は『通販って儲からないんですね』のセリフが出てくるパターンです。
広告代理店の提案は間違っていません。ただ、その次に何をするのかまで提案が無かったのは残念でしたね。
『初回の取引は利益が出なくても、最終的にお得意様になっていただければ大成功』です。

通販はいかにして『儲けを生み出す仕組み』をつくるかです。そのための施作まで広告代理店は知りません。広告代理店の仕事はあくまで広告枠を売ること。広告で獲得したお客さんをリピートさせて優良顧客にしていくのが通販事業主の仕事です。

そこで一つ提案です。『一年間で合計いくら買ってもらえるか』という基準を設けましょう。初回の取引が仮に赤字でも、最終的にたくさん買ってくれるお客さんになれば問題ありませんよね?

商品のファンから会社のファンになってもらうためには2回目の購入が重要な鍵になります。

ここで気をつけておきたいポイントがあります。それは、サプリメント通販とは違い食品には定期コースで買う概念がないという事。

サプリメントは、『悩みを解決したい』という感情で購入しますよね。その悩みは飲み続けないと効果が無いという先入観が既にあります。

一方、食品は『美味しそう』という感情で購入しています。
食べ続けなければいけない理由が無いのです。

2回目を買ってもらう理由を作る必要があります。例えば・・・

・初回購入時に「商品に対する思い」「こだわり」を伝える
・会報誌に社長、社員、生産者の顔を載せて親近感をアピールする
・次買わないと損!と思わせるようなオファーを提示する

ある会社では「2回目全額返金保証」というユニークなオファーを付けています。

はじめから「御中元、お歳暮のリスト集め」と割り切って広告をしている会社もあります。

「最終的にお得意様になっていただければ大成功」なのですから、ぜひやってみてください。

※ショッピングモールに出店していると連絡先の書いてある印刷物を同梱できない場合もあります。罰則を食らう事もありますので注意しましょう!
疑問に思ったこと等ありましたらお気軽にご相談ください。

戦略や考え方は会社によってそれぞれです。経験を蓄積して自社の特徴にあった独自のノウハウを構築しましょう!



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