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感動する作品_1211

こんにちは。中野です。
2021年も残り3週間ほど。
今年はだらっとしてしまったので、来年は気を引き締めたいです。

ゲームを制作しながらよく感じるのは、自分の引き出しの少なさです。
そのため今年はインプットする時間を増やしました。
っと言いましても、作品鑑賞の時間を増やしただけなのですが…。

今回は最近見た感動する作品があったので、そちらを紹介したいと思います。

「レナードの朝」を見た。

映画は好きなので、見たいものや気になったものは、時間があれば見るようにしています。名作といわれる作品なので皆さん、タイトルは聞いたことがあるかもしれません。アマゾンでレンタルして視聴しました。

・概要ーあらすじ

1990年、米国でペニー・マーシャル監督の「Awakenings」として、内容を再構成したフィクションという形で映画化された。日本での公開は1991年4月、タイトルは「レナードの朝」。

実話である原作では20名の患者全てに対する記述が行われているが、映画は原作に基づくフィクションであり、レナードに対する描写が主である。患者が示す症状は必ずしも科学的に正確でない。

舞台は1969年。
人付き合いが極端に苦手なマルコム・セイヤー医師が、ブロンクスの慢性神経病患者専門の病院に赴任して来る。そもそも研究が専門であり、臨床の経験の全くないセイヤーは、患者との接し方で苦労するが、本来の誠実な人柄で真摯に仕事に取り組む。そんなある日、患者たちに反射神経が残っていることに気付いたセイヤーは、ボールや音楽など様々なものを使った訓練により、患者たちの生気を取り戻すことに成功する。更なる回復を目指し、セイヤーはパーキンソン病の新薬を使うことを考える。まだ公式に認められていない薬ではあるが、最も重症のレナードに対して使うことを上司のカウフマン医師とレナードの唯一の家族である母親に認めてもらう。当初はなかなか成果が現れなかったが、ある夜、レナードは自力でベッドから起き上がり、セイヤーと言葉を交わす。30年ぶりに目覚め、機能を回復したレナードは、セイヤーとともに町に出る。30年ぶりに見る世界はレナードにとって全てが新鮮であり、レナードとセイヤーは患者と医師との関係を超えた友情を育む。
(wikipedia参照)

・感想

30年自分の人生が白紙になったら…と思うとぞっとしますよね。
ジャンルとしてはヒューマンドラマに属する本作。
自分としては闘病系の感動映画という印象でした。

なんでこれが名作なんだ?
とあらすじを見て思われる方もいるかもですが、
端的に言えば、役者の芝居だと思います。
ロバートデニーロさんがレナードという病気になってしまった役を演じているのですが、怖いほど生々しい演技なのです。
物語の進行に合わせて、表情が豹変していきます。
映画の空気感を支配している程でした。
病気をリアルに描けばいいわけではなく、
その中でレナード(キャラクター)の葛藤がにじみ出ています。
ラストシーンは涙なしでは見ることができませんでした。

・ブラックユーモアの大切さ

あと、ストーリーの構成もシンプルで良いですね。
これを今の日本映画で撮ると、お涙頂戴で終わってしまいそうですが、
丁度よいユーモアな要素も取り入れられています。
極度の先端恐怖症の患者がいるのですが、
その患者はドクターが、病気の経過をメモしようとボールペンを取り出した瞬間叫び出します。
このシーンは主人公のセイヤーがなれない病院勤務を取り組む、点描(インサート)的な表現で入れられるのですが、後半に同じ患者と接するシーンがあります。
その時には胸元のペンを隠して挨拶するという仕草が描かれていて、他のモブは、なんでそんなポーズとるんだろう…とポカンとした表情でそれを見ています。

 これは一例ですが、こういった何気ないシーンが好きなんですよね。この病院に勤めてるドクターたちの生活感がみえるというか、リアルを感じます。リアルとは何ぞや…と思われるかもしれませんが、僕はキャラクターの日常感と定義しています。(今定義しました。)
現代でそのような表現をすると下手をすれば病気をネタにしているなど叩かれかねいですが、ちょっとブラックよりなユーモアのほうが本質的で良いなと思います。
 またストーリーを描いてて悩むのがそういったポイントです。
キャラクターをリアルに感じさせるには必要不可欠なシーンなのですが、頭の中だけで作ってしまうとこういったシーンはなかなか作れません。
実際に病院にロケハンしたり、看護師さんに取材を重ねたのかなと垣間見えるシーンでした。いい映画だなと思います。
 日本映画でお涙頂戴系だと、病気をネタにするというよりかは、会話劇でくだらないネタを楽しく話す…とかで本筋とずれた面白さを見せる場合が多いので、こういったところは洋画のいいところな気がします。
(もちろん作品に寄りますが)

・まとめ

自分は感動、特に泣ける作品が好きなので「レナードの朝」はドストライクでした。あとこのラストシーンの演出はこれが元だったのであれば、かなり偉大な映画だと思います。この手の映画お約束といってもいいシーンでした。興味のある方は是非一度ご覧になってもらえると良いでしょう…。
(アマゾンで300円ぐらいで見ることができます!)

次回は、真・女神転生Ⅴ(メガテン5)をまとめる予定です。

また来週。

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