見出し画像

雨の日のカフェラテ

今日は日記のようなnoteを淡々と。



つめたい雨が降る日にはなぜか、甘ったるいカフェラテが飲みたくなる。
昭和の曲『オリビアを聴きながら』の中で歌われているような「私らしく1日を終えたい そんな夜」ではないが、そんな夜に私が飲むのはジャスミンティーではなく、お砂糖がたっぷり入ったカフェラテなのだ。(このネタ伝わるかしら……)

ここ2週間ぶっとおしで働き続けていたので、今日は「自主休業日」と称して思いきり休むことにした。週のしょっぱなから最低限の返信以外は何もせず寝たいだけ寝て、ゴロゴロダラダラして体力の回復を待つ。外はザーザーぶりの雨だし、本当は行った方がよかった役所での用事もすっ飛ばして、朝からベッドに入ったまんま、普段は全くみないYouTubeのshortsという短い動画を無心になって見続けた。大悟の愛あるおもしろいツッコミ集をみたり、粗品の「細客」に対する辛辣コメント集を見たり。
(テレビではないが)たま〜に見るテレビってストレス解消になるよな〜なんて思いながら、背中が痛くなって起き上がったのは15:30だった。

そこから、目も伏せたくなるほど汚かった部屋を掃除し始める。
…と言っても私の部屋は床面積の方が大きい部屋なので、床に放り出されたペットボトルを捨て、文字通り山になった服や本などを所定の位置に元にもどすという、幼稚園児並みの「おかたづけ」なのだが。

引っ越してきた時に買った縦長の華奢な本棚から溢れた本たちが、床に積まれて置かれている。DIYでオリジナルの本棚を作りたいとずっと思いつつ、東京で低価格で日曜大工ができる場所が少なくずっと後回しにしている。わざわざ高い金を払っておしゃれな恵比寿などで作るのはちょっと違う。
ホームセンターで木材を買って河原で組み立てるような、そういうもっと原始的なDIYがいい。ひとまずは家にあった空き箱の段ボールを持ち出し、溢れた本をそちらに入れておいた。本棚をDIYするには車が必要だ。弟に「昼メシを奢るから本棚作りと運搬を手伝ってほしい」とのLINEを送る。意外と快く「いいよ、いつがいい?」と返ってきた。
「もしかすると巷のカップルの会話ってこんな感じか…?」と思った。今週は二人で小さい頃から何度も観ていた『トップ・ガン』の新作を見にいくし、機能的に弟が私の恋人の役割をしている。誰も信じてくれないだろうけど、血縁関係はややこしいこと抜きに欲しい機能をスポットで借りれるので個人的には最高だ。

話が急カーブして恐縮なんだが、私の中でベストオブ「甘ったるいカフェラテ」はドトールの「ハニーカフェオレ」というやつだ。
何もない日に飲むと口の中に変な感覚が残ってしまうくらい甘いやつなのだが、これがホッとしたいときや疲れた時にはにんにく注射のようにきく。正直に言えばにんにく注射は打ったことないけど、多分こんな感じだと思う。
特に肌寒い日のハニーカフェオレは最高で、何か母性のようなものに温められているような気分になる。(?)
でもちゃんとはちみつの香りがするし、甘いし、温度もそこまで熱くない。体力を回復するにはもってこいの飲み物なのだ。

最初に飲んだのは大学生の時だ。夏休みが終わる前にイメチェンをしたくて、今風の洋服を買いに渋谷へ出かけた時、あまりの人混みに疲れてヘトヘトになってしまい「とにかく座る場所を」思って藁にもすがる思いで入ったのがドトールだった。そこで頼んだのがこのハニーカフェオレだ。その染み渡る甘さを今でも覚えている。それから、疲れを感じた時や肌寒い日に何度か飲んでみたけれど、あれほどに美味しいハニーカフェオレはもう2度と経験できないような気がしている。飲み終えた時にはびっくりするくらい体力と気力が回復して、すっきりくっきり見えるようになった視界の良さがとても印象的だった。

……これで今日飲みました、とかだったら最大の伏線回収なのだけど、時間的に間に合わず。
全ての掃除が終わって夜ご飯を食べ終えてから、セブンイレブンのホットカフェラテにガムシロップを投入したものを飲みながら、今これを書いている。

いつの間にか雨は上がり、ひんやりとした初夏の最後の風が静かに吹いている。

よし。エネルギー満タンだ。

おやすみをありがとうございました。明日からまたがんばります。



おまけ。いい感じのニッチなシティポップを見つけたのでシェア。
私が好きな感じのソバージュ(80年代~のパーマ)と赤とフェイスだ〜〜〜

歌い方が、2000年代のJPOPみたいな感じで今風。BONNIE PINKと昭和を足したような。

しかしこの方、20年くらい前に既に他界されていることを今知りました。
松原みきといい、当時あまり脚光を浴びなかったシティポップシンガーたちが今の若者からのリバイバルヒットを知ったらどう思うことでしょう。ちょっとせつなくなります。


最後まで読んでくださりありがとうございます。 いいね、とってもとっても嬉しいです!