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戯言

今日は、一日中、小雨が降っていて、それでも、今日は、お休みですから、人通りは少し多め。雨の日。前は、嫌いだったんです。けれど、最近は、好きになれるようになって、傘。色んな傘があります。だからね。そう、すごく綺麗で。二度と同じ模様にならない。

海、波、木々の紅葉、自然と一緒で。住んでいる場所から、いつでも見られるならいいんですけれど。それは難しいですから、眺めのよい、高層階にある喫茶店。最近は、それほど高くないですよ。そんなところで、文章を書きながら、眺めるんです。

そこから得られるものは、何も無いんですけど。文章を書いていると、見られないですから景色。どっちつかずも、ここまでくると、それも小説に出来るんです。長いのはきっと、書けないでしょうね。

コーヒーは苦手で、アイスティーにするんです。それでも、お腹がすぐに冷えてしまうから、身体が弱るというのは不便ですね。今まで、全く意識していませんでした。こういうの、歳を重ねて覚えていくのでしょうか。まだまだ続くのでしょうね。

書き終えて、少し外を見ていると、クルクルと、子供が傘を回して、綺麗なグラデーションを作るんです。けれど、そこは人が多いんだ。だから、言われたんでしょうね。少し傾いたと思ったら、色の重なりは無くなって。

見ている位置が変われば、それは、すごく芸術的で素敵なことでも、また違うところから、近くから見れば。ただ迷惑な。なんでしょう。いつもそうなんでしょうね。本当はすごく素敵なことが起きていても、中々、見えなくなっているのかもしれない。

喫茶店を出て、その後の1日を過ごし、いつものように、また文章を書いて。いえ、これしかないんです。ただただ、文章を書くんです。上手いとか下手とか、そういう事に関係なく、書く事しかできないんです。でも、今はもう、それでいいかな。

次の日も、朝は早くて、また今日も雨、そう、ゴミを出しに行かないといけないんです。だいぶ降っています。まだ誰も来ていない。いつもだと、何人か、捨てに来ていて、今日は僕が一番乗り。