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沖縄の高校サッカーと、知念慶の昔話。そして“互いに驚いた”ガンバの練習生。


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今日ルヴァンが始まるが、その前にオフの思い出なんかを記しておくことにする。先月末、1月24日の夜に沖縄に行き27日まで滞在した。

職業と時期、そして場所を照らし合わせると、分かる人は「キャンプか」と簡単に想像がつくだろう。だが、それがメインではない。そもそも自分はJクラブのキャンプは行かない主義である。チーム追いでタグマなどの特定クラブ専門メディアを生業としていないライターにとって、遠征費がかかりかつ原稿需要があまりなく、そして他のことができないキャンプ取材は仕事として厳しいものがある。

ではなんで行ったのかというと、こういうこと。


空いてしまった土日のうち、日曜は幸運にも会社の仕事を入れられたため良かったが、完全に浮いてしまったのが土曜日だった。そこで何か良い現場はないものかと思って調べたら、G大阪や仙台、千葉がキャンプに来ていると。

だが、やっぱり自分はプロより育成年代への欲求が強いようだ。

気づけば滞在期間に行われている中学生,高校生の試合を調べ、校新人戦が開催されていることを知り、ここを取材することを選択した。

豊見城高校vs具志川高校を、興南高校(ここは野球で有名だ)vs球陽高校という2つのカードである。

こう言っては何だが、この4校からプロが出ることはほぼないだろう。一方で、何があるかわからない。もしかしたらとんでもない情報が転がってるかもしれないと思い、万が一億が一の可能性にかけてみた。

結果、百が一くらいの情報は得られたと思う。

土のグラウンドで展開される豊見城高校vs具志川高校の試合を見た後、沖縄サッカーの情報を得るため指導者らしい格好をした若い男性に話しかけた。

彼は自分が次に見ようと思っていた興南高校の指導者で、今シーズンより川崎Fから大分へ期限付き異性をした知念慶と同い年。そして、中高時代から対戦歴もあり彼のことを知っていた。聞いてみたところ、知念はやはり“逸材”だったらしい。

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