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監督・風間八宏を6年半追ってきた自分が選ぶベストゲーム10選


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コロナウイルスの影響でJリーグ、というか日本サッカーが中断中である。週末がぽっかり空いたフットボールファンは自分だけではないだろう。新しい素材や情報を得るにも“現場”がないので途方に暮れている同業者も多いと察する。

そんな状況下だからこそ、“これまで”の蓄積を出していくことに意味がある気がしたので、発信していこうと思う。


ひとつの区切りがついた2019年

昨年を振り返ってみる。

2019年は自分のJリーグ取材においても印象的な1年だった。というのも、自分がいわゆる張り付きの番記者をして取材をさせてもらった2人の監督がJの舞台からいなくなったのである。

その2人とは曺貴裁と風間八宏だ。

それぞれ自分がエルゴラッソにて湘南ベルマーレと川崎フロンターレの担当をしていたときの指揮官だった。

風間八宏についてはご存知の通り、名古屋グランパスへ籍を移してからも追い続けた。彼を追うライターはそれなりにいたが、関東に拠点を置きながらも毎週のように名古屋へ足を運んで彼とコミュニケーションをとっていた数を自分以上にこなした者はいないと思う。その“量”については自信がある。

そこまでして追い続けた答えはただ一つで、ただ単に彼のサッカー観が好きで、それが行動に昇華された。それに尽きる。だからこそ、彼が名古屋で成果を出すことができずに自らの意ではない形で終わってしまったことはショックであった。

シーズンが終わってもある種の喪失感があり、未だに「もう一度どこかのJクラブで指揮を取る風間さんの姿を見てみたい」と思ってるのだが、おそらくそれは実現しないだろう。

そんな喪失感を思い出で拭うために、改めて彼が監督として見せてきた試合を振り返ってみようと思う。自分が現地で見た、“監督・風間八宏”が川崎Fと名古屋で示した試合から、ランキング形式で10個上げてみた。もちろんピッチ内の事象だけでなく、そこを取り巻く状況も含めた自分の“思い出補正”も入ってることをご了承いただきたい。

そして、すべての試合に風間さんが口にした印象的なコメントも添えていく。



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