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小説|ハロゲンワークス

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ーーここは、ハロゲンの森。ハロゲン元素によって形成された、普人の生きれぬ街。そこに集いし能力者達の、それぞれの想いを乗せた、哀しく儚い物語ーー。
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2022年12月の記事一覧

小説|ハロゲンワークス(12)

ハロゲンワークスの家にたどり着いたのは、夜も更けてからだった。 紫苑は体に力が入らず、樹…

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小説|ハロゲンワークス(11)

「……あぁ、純血種の子も一緒でしたか」 純血種……初めて聞く単語に戸惑いながら、紫苑は後…

小説|ハロゲンワークス(10)

森の奥へと進むにつれ、紫苑は徐々に、飛燕との記憶を取り戻していった。断片的だった記憶が、…

小説|ハロゲンワークス(9)

「わり、けっこう遅くなっちまったな。帰ろうか、紫苑」 「あ、はい」 「あら、私も居るのに」…