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カフェで出会った老若男女。

昨日は、朝からカフェで作業をしていた。

隣の席には、まるで車窓から見える景色のように、老若男女がやって来た

最初にやって来たのは、若い男数人だった。

かなり大きな声で会話をしていた。

正直、鬱陶しかった。

早く帰って欲しいと思っていた。

1時間位して帰って行った。

ホッとした。

次にやって来たのは、60代位の夫婦だった。

息子の話を中心に、話題を変えながらずっと話していた。

恐らく、普段からずっと一緒にいるのに、カフェに来ても会話のネタが尽きないのは凄いと思った。

妻が、まるで小学生のように、夫の脚を自分の脚で挟んだりしていた。

自分も、将来こんな夫婦になれたら良いなと思った。

最後にやって来たのは、ババア三人衆だった。

一人のババアが永遠に喋っていた。

自己顕示欲の塊のようなババアだ。

残りの二人は、相槌を打ったり、たまに少し話す程度だった。

「会話の主導権」をずっと握っているババアは、もしかしたら、ババア界のカリスマ的な存在なのかもしれない。

それにしても、ババアはよく喋る。

息をしているのか不安になる位に、喋り続けていた。

その姿は、まるで息継ぎをせずに、太平洋を横断しようとしている、スイマーの様だった。

「ババア三人衆」という名の嵐が過ぎ去ったのを確認して、僕もその場を去った。

おわり。


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