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【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #8 寂しさの正体とは?

コックスバザールの海岸より

バングラデシュ唯一の観光地のコックスバザールの一人海岸を歩いている。

昼の2時で照りつける太陽で額が汗ばむ。

世界一長いと言われる海岸は地平線まで人の波でごった返している。

こんなにも人がいるのに外国人など一人もいない。

まだ自分がこの風景に馴染めていない様な気がして一人で取り残された気分だ。

旅しているとふと我に帰る瞬間がある、それは快適なホテルで一人くつろいでいる時など、一人でいる時ではなく、人の波の中にいる時だったりする。

私は彼らとは違うとふと感じてしまうからだろうか。

私はその土地の住人ではなく、あくまでテンポラリー(一時的な)な観光客の意識からだろうか?

仮にその土地に住んだとしたら寂しさなど感じる事はなく、現地の人として馴染むのだろうか?

この謂れのない寂しさや取り残された感情の正体は私にはまだ分からない。

そして、パスポート紛失事件がこの取り残された感情をより引き立てるスパイスになっている事は言うまでもない。

遠くに浮かぶ船
夕陽が沈みゆく中で船のシルエットが美しい
人は沢山いるが夕日を眺めているとなぜか孤独を感じる
私はこの人混みの中でもよそ者の旅人に過ぎない
お昼のビーチ
地平線まで人の波が続く
水着を着てはしゃぐ訳でもなく波打ち際で屯している
沈みゆく夕陽を眺めれる人々
私の心も沈みゆく
パスポートを紛失して
打ちひしがれている私の表情
地平線に沈みゆく太陽
パスポート紛失した私のメンタルも沈んでゆく
バングラデシュらしい風景
船を引き上げる人々
私の心は海底に沈んだままである
私の心も引き上げて欲しい
映画にありそうなシーン
コックスバザールのビーチでは様々なドラマが生まれる

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