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【暴露!?】施工管理職の経験談!入社後に後悔したくない人へ伝えたいこと

みなさま、はじめまして!

2024年1月現在、山梨県在住の26歳の会社員、れおと申します
東京で4年制の文系の私立大学を卒業し、新卒で施工管理職の中小企業に就職しました。

たったの1年半しか勤めていませんでしたが、施工管理職経験者として生の声をお伝えできると思い、執筆させていただきました。

エンタメ要素もいれつつ施工管理職について知っていただければと思います!

拙い文章ですが、誰か一人でもお役に立てれば幸いです!

そもそも施工管理職とは?

そもそも施工管理職って何?美味しいの??
職人さんとどう違うの?

普段の私生活で施工管理職という存在は、なじみがないため知らない方も多いと思います。

施工管理とは、工事現場の施工や予算、安全面に加え、役所への手続きや書類作成など、工事に関わる全てのことを管理する仕事です。

ざっくり言っちゃえば、納期までに建物を安全に施工・管理をしますよ~!というお仕事です。

原則、施工管理職の人は作業はせず、材料の発注や図面を書いたり、職人さんが安全に作業できるように段取りをするのが主な仕事です。

職人さんは施工管理職の方の指示に従って、実際に工事の施工を進めていく人達になります。

なぜ施工管理職を選んだのか?

私は当初公務員になりたかったのですが、その滑り止めとして建設業界を選びました。

理由は、2つあります。

①給料が高い
②インフラなどの社会基盤に関係する仕事に就きたい。

当時は公務員以外だったらとにかく稼げるところについておけばなんとかなるの精神でした。

また、当時エージェントさんから「インフラ整備などの社会基盤のお仕事が将来消えるとは考えにくい、安定している」と聞いて選びました。

施工管理職のいいところ

施工管理職のいいところを紹介します。
ざっくり3つあります。

①給料が高い
②仕事のスケールが大きい
③受け皿がたくさんある

順にお話ししていきます。

①給料が高い

なんといっても給料が高いです!
社会人2年目でも、年収400万円は普通に狙えます。

私の場合、毎月の給料が手取りで28万円、夏・冬のボーナスで80万円(額面)が貰えました。

しかも課長になれば、冬のボーナスだけで250万円(額面)貰っている人がいました。

新卒の年収分のお給料が冬のボーナスだけで入ってきますので、なんとも夢のある話です。

もちろん、会社の経営状況や部署によって変わってきますので、一概に言えないところはあります。

②仕事のスケールが大きい

次に仕事のスケールがとても大きいことです。

超高級タワーマンションや学校などの公共機関、大型ショッピングモールの建設に携われます。

仕事に対して大きなやりがいを得られるのが魅力です。
また、結果が目に見えてわかりやすいため、実績として伝えやすいのがメリットになります。

某建設会社の言葉を借りるなら、「地図に残る仕事。」で、後世に受け継がれていくのにロマンを感じるのではないでしょうか。

③受け皿がたくさんある

施工管理職は万年人手不足です。

取得できる「施工管理技師」は国家資格になるので、持っておけばたとえ勤め先が倒産してもすぐに職を見つけることができます。

施工管理技師の資格や大型施設の施工実績を持っている人材は貴重なので、キャリアアップも狙え、収入を増やすことも可能です。

施工管理職の大変なところ


長所があれば当然短所もあります。
次に、施工管理職の大変なところを紹介します。

①スーパーハードワーク!!!
②めっちゃ危険(3K)
③見た目が怖い、言葉がキツイ人が多い

①スーパーハードワーク

もうこれしかありません。
とにかくハードワーク!
心臓を捧げる覚悟で働いてください。

現場が始まってしまえば、日中は現場巡回や現場写真の撮影、元請さんや下請さんと打合せなどやることが盛り沢山です。

繁忙期になるとまずお家に帰れません。
帰れても終電まで働く日々が続くと思います。

私がいた現場では、上司が現場事務所に泊まっていたり、土日も出勤して休みなく働いていました。

ちなみに私は近くのビジネスホテルに泊まって繁忙期を乗り越えました。(現場事務所が汗臭くて我慢ならなかったのです)

週に1回休みを貰えればいい方です。
繁忙期は大体日付が変わるまで働くか、休みなしで働くはめになります。

②危険な場面が多い(3K)

建設業界は俗に3K(きつい、危険、汚い)と言われます。

時には高所で作業をしたり、仮設の足場が充分に固定されていなくて、数十メートルから転落して亡くなる事故は本当によくある話です。

原則、高所作業では安全帯などの転落防止の道具を使用しますが、腰に巻き付けるタイプの安全帯をつけていれば安心という訳ではありません。

万が一落ちてしまって空中で宙ぶらりんの状態でいると、安全帯によって内臓を圧迫され、亡くなってしまうケースもあります。

また、チップソーや電動のこぎりなどの刃物で切ってしまったり、重量物を運搬中に手が滑って足に落とすなどの事故もあります。

現場内は足場も悪いので、転倒したりとにかく危険です。
もし現場内に入る際は本当にケガに気をつけてください。

③見た目が怖い、言葉がキツイ人が多い

みなさんのご想像通り、ガテン系で見た目が怖い人や言葉がキツイ人が多い傾向があります。

でも、それは危険な場所で作業をしているからこそでもあります。
危険な場面をみると、優しく注意する暇ないので、どうしても命を守るための優しさ故につい強い口調になりがちです。

また、仕事に誇りを持っている人も多いので、中途半端な仕事が許せない人もいます。

そういう職人さんは自分にも相手にも求めるレベルが高く、口調が強い傾向になるのは事実です。

それでも昔よりかは少なくなっているのですが、まだまだ他の業界に比べると見た目が怖い人や言葉がキツイ人は多いと思います。

どんな人が向いている?

①とにかくお金を稼ぎたい人
②バイタリティーに溢れる人
③建設業界が好きすぎて人生を捧げられる人

ここでは私が施工管理職として勤務して、リアルな現場に配属された経験や現場で結果を出している人の特徴から、施工管理職として向いている人の特徴を記載させて頂きます

①とにかくお金を稼ぎたい人

資格もなくて学歴もなく、それでもお金を稼ぎたい!という人には向いていると思います。

施工管理職のいいところでも触れましたが、社会人2年目で月30万円近くの給料が貰えるのは、持たざる者にとっては最大の魅力になると思います。

②バイタリティーに溢れる人

とにかく長時間労働になりますし、自分の時間が一気に減ります。

施工管理職とはいえ時には重い物を運搬したり、毎日現場を駆け巡ることになります。

私は超高級タワーマンションの現場では多いときには2万歩歩いていましたので、かなり痩せて体重が46kgになりました。

毎日怒鳴られながらも、時にはびっくりするぐらい理不尽な目に遭っても反骨心を持って立ち向かえる人には向いていると思います。

また、元気があって明るい人は職人さんに気に入られて、楽しく仕事ができます。

③建設業界が好きすぎて人生を捧げられる人

やはり好きなことに敵うものはありません。
建設現場が大好きな人にとっては、これ以上の天職はないと思います。

ずっと建設業界に携われて、新しい施工方法や技術・知識を吸収でき、飽きることはないと思います。

私の元同僚と上司がまさにそれで、新しい技術や知識への貪欲さ、工具へのこだわりが尋常ではなかったです。

現場が大好きで足場の悪い鉄筋の上でもひょいひょい移動していましたし、知識も豊富だったので職人さんとの会話もついていくことができていました。

私は正直、おとなしいタイプなのでどうも現場の雰囲気にはついていくことができず、リタイアしてしまいましたが、建設業界が好きな人ならドハマリすると思います。

まとめ


いかがだったでしょうか。

施工管理職という仕事、給料面や待遇、メリット・デメリットに触れてきました。

本当に建設業界が大好きな人にはぴったりだと思います!

ただ、ワークライフバランスを重視したい人やデスクワークが好きな人は難しいと思います。

最近では女性の施工管理職の方や外国労働者の方も増えてきて、現場の雰囲気が変わってきました。

よく施工管理は見ているだけ、職人さんみたいに作業しなくてもいいから楽と言われますが、私が配属された全ての現場ではそんなことありませんでした。
がっつり作業してました笑(聞いてた話と違うぞ?)

施工管理職について興味を持てた、施工管理職の雰囲気について知れたなど皆様のお役に立てたなら幸いです。

番外編

私がいた現場ではよくあったプチハッピーな話やとんでもない話をダイジェスト版で書かせていただきます。

■職人さんに気に入られてよくご飯や飲み物をおごってもらった
■社会人2年目で貯金10万円→250万円になった
■主任が家に帰れなさすぎて自身の家を解約。その後、現場事務所をたたむ際に帰る家がなくなりホームレスになった人がいた
■現場事務所に夜のお姉さんを呼んだのがバレた
■同期7人がわずか1年で4人退職した

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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