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十数年ぶりの英語学習~令和の時代のテクノロジーを使って~

人生の前半~実は英語が好きだった



僕はこのnoteに音楽の趣味のことを主に書いてきました。
長い闘病生活(精神疾患)の末、やっとまともに生活できるようになて来て、幼かったころからやりたかった楽器を練習しているという話をしてきました。

でも、僕は、音楽を始める以前は別の事柄に熱中していたんです。
それは、英語学習。
中学に入った時、新しく始まった「英語」という科目にとても興味をひかれました。
それで、学校の授業が始まる少し前から、NHK教育のラジオでやっていた中学生向けの英語講座、「基礎英語」という番組を熱心に聞くようになりました。朝6時半ごろ、起きて、テキストを開き、ラジオのスイッチを入れて、
講師の話を聞き、番組アシスタントの外国人の「Repeat after me」に続いて、声を出して、覚えた文を繰り返したりしてました。

当時の番組ラインナップは、「基礎英語」が中学1年~2年生前半
「続・基礎英語」が中学2年後半~3年 までの範囲を扱っていました。
これを2年間聞き通したので、2年間で中学の3年分を学び終えてしまいました。3年の時は、その上の講座「英語会話」を聴くことにしました。
テキストの会話文はある程度理解できるようになっていましたが、テキストの最終ページにいつも乗せられている、講師が英語で書いた長文のメッセージを読みこなすことができず、長文読解に壁を感じるようになりました。

それで、中学3年生の時、「英語会話」のテキストの広告に載っていた、大学受験用の長文読解の講座に申し込み学んでみあることにしました。
その講座の中で、有名なキング牧師のスピーチ「I have a dream…」や、
有名私立大の受験問題の長文などに触れました。この講座のおかげで、かなり長文が読めるようになり、高校1年の時に英検2級に合格してしまいました。英検2級のレベルは、以前の大学入試 共通一次やその後のセンター試験と同レベルです。英語だけは、進学校でも敵なしでしたが、数学は散々でした。英語の勉強時間と、数学の勉強時間、それほど変わらなかったはずなんですけどね。

しかし、英語における栄光はそこまで。
経済的理由で、地元の3流大学の経済学部に入りました。
大学に入ってから英検準1級を受けました。1次試験だけは受かりましたが、2時面接で落ちてしまいました。
面接試験は簡単な4コマ漫画を英語で説明するというものなのですが、
その4コマ漫画(セリフなし)の意味がよくわからなかったのが大きな原因だと思います。
昔から漫画は苦手で、漫画を読む時も吹き出しのセリフばかりに頼っていて、よく絵をみて理解するという習慣がありませんでした。
新聞の4コマ漫画も、面白いと思ったことはありませんでした。
セリフのない漫画は、最も苦手とするものだったのです。
大学の英語の授業のレベルが低いのにがっかりしていたことや、かといって英検の準1級もクリアできないこととかで落ち込み、だんだん英語を学び続ける気力もなくなっていきました。

そして大学3年の時に精神疾患にかかり、ある程度治るまで数年かかりました。(1年休学してかろうじて卒業はした)そのあとも基本的に調子は良くなく、細々と新聞配達を続けたり、精神科デイ・ケアに通ったりしていました。<現在は、就労継続支援A型事業所(作業所)に通っています>

20代の期間中、調子のいい数年があった中で、翻訳の勉強をしたりしてみました。でも、小説は苦手なので、文芸翻訳はNG,  産業翻訳も専門知識がないのもあり、やっぱり伸びませんでした。 最後に翻訳会社に履歴書を送ってみたりもしましたが、英検1級が最低条件という返事でした。

英検は、落とされるのが嫌になっていたので、点数が出るTOEICを受けてみたのですが、675点しか取れませんでした。 「ああ、自分てその程度なのか」と、何度も挑戦することもせずに諦めてしまいました。

資格試験いづれも1回だけ受けてそれであきらめてしまうという、自分自身の弱さがありますね。打たれ弱いっていうか。

まあ、そんなこんなで、月日が経つうちに英語は全く勉強しなくなりました。

そして、メンタルの方の病状も安定せず、月日は流れました…

英語学習を再開してみる気になる



昨日、なんのきっかけだったか、英語の多読多聴を勧める英語コーチYoutuberの動画を見ることになって、ぼーっと見ていたら、
「多読多聴っておもしろそうだな。しかも、今ネットが発達したから洋書もアマゾンですぐに手に入るし、英語の動画もあふれてるよなぁ…よし、令和の時代の英語学習をやってみるか!」って気持ちになったんです。

早速、何か洋書をよんでみるか!てことにしました。
動画で紹介されていた、The Midnight Libraryという小説をKindleで買ってみました。読んでみたところ、未知単語も多くなかなか読書が進まない。これは、自分にはまだレベルが高すぎるんだな、

と思って、同じ動画で紹介されていた「Who Was….」シリーズに目を向けました。偉人の伝記が簡単にネイティブの小学生向けに書いてあるシリーズ。
そのなかで、アインシュタインの伝記を選んでダウンロードしてみました。

「Who Was Albert Einstein?」

これは、めちゃくちゃサクサク読めて、昨日1時間読んで、今日もう1時間の2時間で読み通すことができました。高校生程度の英語力で読めるような文体でしたが、内容がすごく面白くて、引き込まれ、読んでとても満足できました。他の偉人の本もこのシリーズで読んでみたくなりました。
でも、2日で1冊読んでしまうとしたら、毎日これを読むのに、1冊700円だとすると、1万円ほど月にかかってしまう。
これは、コスパが悪いかなぁ‥‥

多読用の無料素材を探そう!ネットの海から…という風に方向転換しました。海外ブログを読んでみようということにしました。

音楽関係のブログを探そうと思って「music blog」と検索してみましたが、あまり良さげなサイトはない。
「英語 blog」と検索すると、日本語の英語学習ブログしかヒットしません。
やり方を変えて「英語学習 おすすめ海外ブログ」と、海外ブログを紹介している日本語のサイトを探してみました。

海外ブログを紹介している日本語のサイトが見つかり、その中で紹介されている「The LONDONER」というブログにアクセスしてみました。

https://www.thelondoner.me/

この中で、「Online Shopping Addiction」(オンラインショッピング中毒)という記事があり興味があったので読んでみました。
普通に読みやすく、興味深いものでした。
impulse purchases(衝動買い)という単語が印象的で、すぐに覚えてしまいました。

よし、ネットに転がる無料英語素材を読みまくっても多読できるぞ…と、希望が持ててきました。

他に紹介されていたサイトは、料理とか旅行とかのあまり興味あるテーマではなかったので、また、自分で音楽ブログを探してみることにしました。
海外ではDAWはAbleton Liveが一番普及していると聞くから、
「Ableton Live blog」と検索してみました。そのなかから見つけたのがこちら。

こちらの英語はさっきよりちょっと難しかったけど、良くわからないところはコピペしてGoogle翻訳に突っ込んで日本語を見ると、「なるほど」と理解できました。ほんとに便利な時代だ!

明日からもどんどん海外ブログを探して読んでいこうと思います。
でも、やはり本という媒体でも読みたい。月に3000円くらいまでなら洋書に課金できるかな……と考えています。

さて、次は多聴、つまりリスニングについて書きます。

昔、大量にリスニングするためには、アルクの通信講座「1000時間ヒアリングマラソン」などの教材を4万円ぐらい出してやる方法とかしかなかったような気がします。 English Jounal という雑誌がメイン教材で、CD付で有名人のインタビューとかが良く掲載されていました。

昔買ったEnglish Journal

やってみたい気持ちもありましたが、お金がないので、1年に何回か、この雑誌を買うのみでした。

昨日、ネットを検索してみたら、もうこの雑誌は廃刊になっていました。
紙とCDっていうのは、完全に時代遅れになっていたようです。

今は、Youtubeを検索すれば、無限と言っていいほどの英語動画が出て来きます。Netflixでは、英語字幕付きで海外ドラマを見ることもできる。

現在Youtubeのおすすめ出て来るのは、日本語の音楽関係のチャンネルばかり。海外のチャンネルは1つも出てきていませんでした。

この状態をまず変えなければなりません。そこで、日本語の英語Youtuberが紹介している海外チャンネルをまず見てみることにしました。以下の7つのチャンネル。

Veronica's Language Diaries
Dr.lzzy Sealy
Mina Rome
Ted talks
VOGUE
Wired.jp
emma chamberlain

Veronica's Language Diariesは、ロシア人の若い女性が英語で語学上達の秘訣を届ける番組で、彼女の英語はめちゃめちゃ聞き取りやすいです。

Dr.lzzy Sealyは女医さんの番組で、ちょっと難しめでした。
他の男性と2人で、Youtubeチャンネルの育て方みたいなことを話してました。

Mina Romeは静かな料理系の番組。作っている場面を見ながら、いろいろな食材の名前を覚えたり、調理用語や表現を覚えられそうです。

emma chamberlainは、早口で何を言ってるのかあまりわかりませんでした。そこで、ちょっと時間をとってディクテイション(書き取り)をしてみました。分からなかった部分はYoubueの自動生成の字幕をONにして、答え合わせをしてみました。なるほど。こんなことを言っていたのか…と目からうろこ。 字幕も出せるYoutube、素晴らしい!

何個か海外のYoutubeチャンネルを視聴していたら、お勧めに表示される動画も海外のものが増えてきました。これらの中からも興味のあるものを見つけていくくとができるようになりました。

こうやって令和の時代のテクノロジーを使えば、英語の多読・多聴もめっちゃ簡単にできる、ということを発見。
これから、1日2時間ぐらいずつ、英語をやり直してみることにしました。

英語を何に使えるかというと、仕事につかえるわけでもないし、海外旅行に行くわけでもないし、使う場面て全くないんですが、それでも、英語は知的好奇心の扉を開いてくれるような気がします。なんてったってインターネット上のンターネット上で日本語が占める割合わずか3%。 一方、英語は25.3%を占め、もちろん堂々の1位。 つまり単純に言って、日本語の約8倍もの情報が英語でやりとりされている、らしい。

英語ができれば、この膨大な情報の海に飛び込んでいける!と思うと、夢があります。

いままで、宵の時間までに楽器練習を終えて、そのあとは、ぼーっと日本語のYoutubeを眺めているだけの時間が多かったんですが、これからは、もっと能動的に頭を使う時間を(英語学習によって)増やしていけると思います。楽しんでやっていきたいと思います。

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