冬野廉人

1998年4月2日生まれ/都立青山/一橋大学

冬野廉人

1998年4月2日生まれ/都立青山/一橋大学

最近の記事

アート思考の再興

先日『13歳からのアート思考』を読了した。 著者は現役の美術教員で、今流行りのアート思考について書かれている。 8つの現代アートを取り扱いながら、授業形式でアート思考の根幹について説明している。 アート思考についてとてもわかりやすく書いており内容で一気に読んでしまった。 著者がいうにはアート作品とは、地上に現出してきた花であるそうだ。 どういうことかというと、作品はあくまで目に見える形として現れてきたものに過ぎず、作品完成までの探求や試行錯誤全体を含めてアートだといってい

    • 映画を選ぶ新基準

      先日夕方少し出先で時間があったので、映画『mid90s』を観てきた。 『mid90s』は2018年にアメリカで公開された映画で、アメリカで話題となり日本でも9月より公開されている。 本作は『マネーゲーム』や『ウルフオブウォールストリート』に出演したジョナ・ヒルの初監督作品である。 舞台となる年代はタイトルにある通り90年代半ば。 その年代のLAを舞台にスケーター少年たちの青春ストーリーが展開される。 9月4日に日本で公開され、3週目には興行収入5,500万円を突破、上映館

      • 「Twitter芸人」ダルビッシュ有

        そういえば、ダルビッシュ有選手がメジャーリーグのプレイヤーズ・チョイス・アワードで最終候補三人にノミネートされたらしい。 この賞はMLBの選手が優秀な選手を投票で決めるもので、ダルビッシュ自身も喜びをあらわにしている。 今シーズンの彼はキャリアベストのパフォーマンスを見せていたと言っても過言ではない。 コロナ自粛後にシーズンが開幕すると、メジャーの強打者達から次々とアウトを奪取しチームを幾度も勝利に導いた。 チームは地区優勝し、ダルビッシュ自身も日本人初の最多勝投手となっ

        • 世界の金融の中心がイギリスからアメリカに!?

          金融コンサルティング会社ダフ・アンド・フェルプス(Duff & Phelps)の最新調査によると、ニューヨークは世界ナンバー1の金融の中心地の座を取り戻した。報告書「Global Regulatory Outlook」の中で、同社は世界各地の183人を対象に実施した調査の結果を明らかにした。回答者の半数以上は、銀行もしくは資産運用会社で働いていた。 2019年の調査の結果、回答者の過半数がニューヨークを世界ナンバー1の金融の中心地に挙げた。ブレグジットに対する懸念から、ロン

        アート思考の再興

          ルーティーンがイノベーションを生む?

          ご存知の通りここ数日noteの執筆を行っている。 これだけの記事を短期間の中で書くというのは初めての経験だ。 初めての経験故少し苦労もあるが、思いの外楽しめている。 自分が思っていることやっていることを文章に起すのは、考えの整理にもなるし何よりも創作意欲が掻き立てられる。 とはいえ、ものを書くというのは幾分クリエイティブな体験であり、産みの苦しみが少なからずある。 こんな稚拙な文章ですらこの苦しみがあるのだから、小説家や芸術家のそれは大変なものだろう。 この苦しみをここ数

          ルーティーンがイノベーションを生む?

          〜「希望」は全ての人類が持つ恒久的な権利である〜

          今朝Twitterを眺めていると、このような記事を見つけた。 https://toyokeizai.net/articles/-/379923https://toyokeizai.net/articles/-/379923 精神病院に40年以上入院した患者が、病院を訴えたという内容だ。 病院内での生活は辛く長いものであり、不当に長く入院させられたと訴えている。長年の入院で社会復帰が怖くなり、施設症も発病してしまったという。 この記事を読んである映画を思い出した。 『ショー

          〜「希望」は全ての人類が持つ恒久的な権利である〜