「Twitter芸人」ダルビッシュ有
そういえば、ダルビッシュ有選手がメジャーリーグのプレイヤーズ・チョイス・アワードで最終候補三人にノミネートされたらしい。
この賞はMLBの選手が優秀な選手を投票で決めるもので、ダルビッシュ自身も喜びをあらわにしている。
今シーズンの彼はキャリアベストのパフォーマンスを見せていたと言っても過言ではない。
コロナ自粛後にシーズンが開幕すると、メジャーの強打者達から次々とアウトを奪取しチームを幾度も勝利に導いた。
チームは地区優勝し、ダルビッシュ自身も日本人初の最多勝投手となった。それに加え日本人選手初のサイ・ヤング賞への期待も高まっている。
もう34歳になるにも関わらず、パフォーマンスを維持するだけでなく向上させられるのは自己研鑽の賜物だろう。
ダルビッシュといえば、彼の発言は注目を集めることが多い。
野球における走り込み不要論や、本業はYouTuber発言など何かと物議をかもす発言を頻繁にしている。
このようなチャレンジングな姿勢は注目も集めるが、同時に批判も多く集める。
彼にはいわゆるアンチが多いのだ。
そしてそのアンチへの彼の対応は実に面白い。
普通の野球選手はアンチを無視するか、何か反応してもせいぜい弁解するだけだろう。
しかしダルビッシュはアンチに真っ向からレスポンスし、ときには議論を仕掛ける。
そうしたアンチとの“交流”はTwitter上で行われることが多く、彼が「Twitter芸人」と揶揄されるのもそこからである。
個人的には彼のTwitter活動はうまいなと感じる。
彼がアンチと対決し、ネットニュースに取り上げられるたびに彼の名前の露出が増える。
そうすることで彼が野球以外の活動(YouTubeなど)も行っていることが周知される。このような周知が彼のYouTube チャンネルの成功にある程度寄与しているのではないだろうか。
昨今の社会では価値観も多様化し、SNSの発展で様々な意見が発せられるようになった。
そのような多様な価値観や意見が飛び交う社会において、万人から好かれるのは難しいように感じられる。
一定数のアンチは常に存在すると思った方がいいだろう。
何か商売や活動をするときにアンチをファンに変えて万人から好かれようとするよりも、全体の内1パーセントでもいいからファンを獲得した方が楽で効果的だろう。
そこで大事なのはそのファンに継続的に応援してもらうことだ。
そのときにサブスクリプションという選択肢は有用なのではないだろうか。
(サブスクに無理やり繋げた感がすごい、、、笑)
その継続的に応援してくれる1パーセントのファン獲得のため、ダルビッシュ選手のようにアンチを利用するのもいい手なのかもしれない。
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