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【楽器製作】○○casterの製作

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'24新年の幕開けに相応しい、派手な一本を作ろうと思うねん!
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【楽器製作】○○casterの製作①(ボディ素材準備その1)

【楽器製作】○○casterの製作①(ボディ素材準備その1)

みなさん明けましておめでとうございます。

元旦から地震や事故が続き大変な事になっていますが、被災された方々の救援、そして一刻も早い復興を願うばかりです。

そんな最中ですが、実はぼく年末から風邪引いてダウン、そしてカミさんは娘を連れて年末からTDLへと旅立ってしまい、ぼく自身も消化不良な正月を過ごしていたんです。

テレビを見てもSNS見ても気が重くなっちゃう、静かな部屋で犬たちとソファでごろご

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【楽器製作】○○casterの製作②(ボディ素材準備その2)

【楽器製作】○○casterの製作②(ボディ素材準備その2)

正月早々、noteのタイトルも決まらないままに製作は突き進んで行くのです。

昨日リビングを占拠していた板材を持って工房へ。

貼り合わせで出来た凹凸を自動かんなで平らに。そして出来た板材を早速バンドソーで二枚におろしていきます。

流石に250mm幅の挽き割りは緊張しますが、刃を研いでいたので無事にクリアです。

出来た二枚を再度かんな掛けしたら、これで素材が出来上がり。15mm強の厚みですが、

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【楽器製作】○○casterの製作③(ボディ素材準備その3)

【楽器製作】○○casterの製作③(ボディ素材準備その3)

冬休み最終日の今日も作業は続くのです。

同時に2passカット出来る事に気付き、今朝は2枚の板を3つに切り分けます。切ったあとは切断面を紙やすりで軽く整えてから貼り合わせ。

両面テープで貼り付いたまま整えると端面の垂直を維持したまま面が出せるので作業が捗ります。
重ね合わせた面を引き離して並べてみるとこんな感じ。

これ、両面テープで貼り合わせた二枚を入れ替えて合わせる事で模様を作り出す技法な

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【楽器製作】○○casterの製作④(ボディ素材準備その4)

【楽器製作】○○casterの製作④(ボディ素材準備その4)

ボディトップがそれなりに出来てきたので、どんな風に配置しようか型紙を当てて悩んでみます。

とはいうものの、ピックガードやブリッジ、コントロールプレートも載せないと今ひとつイメージが掴めません。
なんて思ってたら、Aliexpressからわずか7日で部品が到達、この早さは凄い!

早速パーツを載せて見てみます。

あらやだオシャンティ。比率変更や更なる作り込みなどまだまだ手を加える必要はありますが

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【楽器製作】○○casterの製作⑤(ネック素材準備その1)

【楽器製作】○○casterの製作⑤(ネック素材準備その1)

今回のギターの趣旨、既にお気付きの方も居られるとは思いますが実は、「溜めた端材の使い方研究」なんですよね。
そこで大小色んな端材を寄せ集めてギター素材を作ってるんですが、ずっと挑みたかったネタに遂に手を出します。

硬くて強い事ではメイプル以上、だけどめっちゃ狂いやすい素材に「コナラ」があります。

オークとコナラはほぼ同じなので上表のハードメープルとオークを見比べると両者の違いが見て取れます。曲

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【楽器製作】○○casterの製作⑥(ネック素材準備その2)

【楽器製作】○○casterの製作⑥(ネック素材準備その2)

製材と接着ばかりやってる気もしますが、いつもの事なので気にしない。今回は先に切り出したコナラを2つに割って、間に入れる素材を作っていきます。

ところがコレ、

先週切り出したケヤキが更にこんなに反ってる。

流石にこの素材をネックに使うのは危険過ぎるので断念します。改めて手持ちの素材を見渡して、積層分に使えそうなのを準備しましょう。

悩んだ挙句、今回はコナラとタモ、ウォルナットの組み合わせで行

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【楽器製作】○○casterの製作⑦(ネックシャフト材完成)

【楽器製作】○○casterの製作⑦(ネックシャフト材完成)

個別に作ったネックシャフト素材をいよいよ合わせて接着します。ずっと真直度に拘り作ってきたので気持ちよく3つを貼り合わせる事が出来ます。

狙う厚みに対して結構ギリギリな状態なので慎重に高さを合わせています。
一日待って乾いたら凸面を上にして自動かんな。

上面が揃ったら天地返して下面も仕上げます。

これでネックシャフト材は完成、厚み22.5mm長さ670mm巾98mmとTLネックには充分な材が出

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【楽器製作】○○casterの製作⑧(ボディ材完成)

【楽器製作】○○casterの製作⑧(ボディ材完成)

別記事で上げていたボディ材、トップ材の貼り付けに向けて接着面の平面出しを進めていたのですが、その続き。

平面出し後のバック材の厚みは36.5mm、これに合わせトップ材の厚みを調整していきます。
バンドソーで挽き割ったらドラムサンダーで厚み出し。

最終の微調整を踏まえて厚み9mmに揃えます。ここからは接着ですがバック材もセンターが判ってしまう貼り合わせをしているので、トップとのズレは致命的にカッ

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【楽器製作】○○casterの製作⑨(ボディ加工で大惨事)

【楽器製作】○○casterの製作⑨(ボディ加工で大惨事)

沖縄ですっかり息抜き出来たので、いよいよボディ製作に取り掛かろうと思います。外寸をテンプレに沿ってケガいたらまずはバンドソーで材からギターの形へ切り出しちゃう。

バンドソーに今付けてる刃が1/2"巾なので細かい処は一発では切れません。こういう場合は焦らずに切り込みを入れ、少しずつ切っていくのが結局早い。

この様にしてボディを切り出したんですが、なんかとても重い気がします。
手持ちのFender

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【楽器製作】○○casterの製作⑩(ネック加工でまた惨事)

【楽器製作】○○casterの製作⑩(ネック加工でまた惨事)

そろそろ苦手なトリマー加工を終わらせたいので、ネックシャフトの加工に取り掛かります。

今回は少し真面目にネックのテンプレートを作り、再現性のあるネック作りをしてみる事に。

原寸大に印刷した図面をMDF板に貼り付け、そのままMDFを切り出して行きます。

そしてヤスリやかんな、スピンドルサンダで外形を仕上げたら出来上がり。

次にシャフト材にトラスロッド溝をトリマで掘っていきます。素材にテンプレ

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【楽器製作】○○casterの製作⑪(ネック手直しと指板作成)

【楽器製作】○○casterの製作⑪(ネック手直しと指板作成)

最近違うギター作って遊んだりしてたのには訳がありまして。実はネック、別のとこも失敗しちゃってたのがその理由。トラスロッドのネジとネックの穴位置が上下にズレててカッコ悪い。コレでやる気が失せてしばらく放置してたんですね。

ところで話は変わりますが、この週末ウチの工房へギター製作仲間が遊びに来てくれたんです。

同好の仲間と話すと刺激いっぱい貰う事が出来るんですよね、俄然やる気が出てきたので止まって

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